国会の代表質問が始まった。どっちもどっちの感が強い。「民主に絶望、自民に失望」この思いに変わりはない。それにしても、自民党はかつて政権党だったのかとの思いに駆られる。
自民党は、結局小泉純一郎氏に本当にぶち壊されたまま、立ち直れないでいる。
その、党をぶち壊した張本人の息子が、青年局長だと言うのだから世話はない。こうして見ていると、野党時代の民主党よりも、現在野党の自民党のほうが野党としては程度が落ちるような気がしてならない。早い話が、どっちもどっちで、割りを食うのが国民なのである。
谷垣総裁は、身内からも批判が出ている。悪い人ではなさそうだが、いかんせん押し出しが悪い。中小企業の課長クラスにしか見えない。ハッタリのないのが救いだが…。
日本の現状を考えたら、批判ばかりをしている場合ではないと思うが、今回の代表質問は批判一辺倒でいただけない内容だった。
米国ウォールストリート・ジャーナルの報道では、管前総理のインタビューで、「日本の前総理、反原発活動家に転身」とある。これ以上恥の上塗りは止めてもらいたい、というのが正直な感想である。復興もさっぱり進んでいない現実がある。管さんは、もうしゃしゃり出ないで欲しい。
やることをやってから、消費税を上げるべきなのは国民誰もが思っている事だが、それがさっぱり進まない。この事に関しては、野党にも責任がある。公務員宿舎など全廃するべきだと思うが、25%の削減が目標だと言う。
一番先にやるべきは、政党助成金の廃止である。政党助成金で、日本の政治に緊張感を無くし政治が堕落した。政権を奪取すると、100億円以上の金が転がり込んでくる。文字通り、転がり込んでくるのである。こんな甘い商売はない。
政党助成金を全廃して、日本の政治に緊張感を取り戻すべきである。この大不況の時代に、国会議員だけが、大金を濡れ手で粟のごとく手にすることができるのはどう考えても矛盾している。政党助成金制度ができる前は、それぞれ立派に(立派でもないが)やっていたではないのか?
選挙に金がかかるのなら、なんで金のかからない制度に改めようとしないのか、これが不思議でならない。もう政党助成金は全廃するべきである。政党に所属し、5人以上議員がいれば特別待遇というのは不公平制度そのものである。