ついにやった。プロ野球史上24人目の200章。こんなうれしいことはない、まるで自分のことのように嬉しかった。彼のことは拙著『タクシードライバー千夜一夜物語』にも書いたが、マスコミはもっと山本選手を称えるべきである。プロ野球の歴史のなかで24人目の記録ははすごいことなのだ。
、以前、山本さんからプレゼントしてもらった『ドジャースと結婚した男』(ベースボールマガジン、生原喜美子)という、なかなかいい本がある。その本のなかでドジャースに野球留学して、投球に開眼したことが詳しく書いてある。興味のある方は是非読んでいただきたい。
本のなかでこういう記述がある。サウスポーの大投手サンディ・コーファクスが山本の投球をみて「あのピッチャーは駄目だよ。彼はサイドスローにするか、トラックの運転手になるか、どっちかにしたほうがいいんじゃないの」といった。
アイクさんからそれを伝え聞いた山本は、「このままで行きます」とはっきり答えたという。やはりしっかりと自分を持っていたから今の姿があることが分かる。並みの選手ならば、大投手から言われればフォームを変えていたかもしれない。
感動を与えてくれてありがとう。もっと勝ち星を増やしてください。ナイスガイ山本昌広投手。