写真は助手の大五郎
by ken
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
少し前に、日本交通の川鍋社長が自動運転が進むと、タクシードライバーは要らなくなると発言したことがあった。確かに、自動運転が進むとタクト―ドライバーが要らなくなるのは論理的には成り立つ。
それが、経費節約となりタクシー業界が生き残れるかと言うと、話しは別になる。経営も、自動でと言う訳にはいかない。経営となれば、コンピューターで計算通りにいかないことが多く発生する。
労働集約型産業の、典型的な例がタクシー業界であることは誰しもが認める。しかし、現実的には、経営を手堅く実行し内部留保も積み上げ、不動産の賃貸経営までやるほど余裕のある堅実経営を続けている会社もある。
問題は、タクシー業界は日銭が入る仕事であることに尽きる。それが、キャッシュレス化が進むと独自のうまみがなくなる。そこに介在するのは、カード会社であったりする。昔から、現金商売は潰れないと言われタクシー事業の経営不振はほとんどなかった。
現在では、むしろ格差が開いてきている。堅実な経営を続けている会社は、やたら保有台数を増やしたりしないで徹底管理が行き届く範囲にとどめている。どんな業界にも言えることだが、会社を大きくしないことが長年続けていく秘訣のようにも見えてくる。
労働賃金の支払いだけで、約8割を占める業界は他にほとんどない。そこが、悩みの種となる。自動運転が普及すると、タクシー業界は笑いが止まらなくなるかと言えば、それもまた違うともいえる。
日本人特有の、人とのつながりに対する安心感がお客を支えている。自動運転が進むと。逆に会社関係のタクシー利用が減るという心配もある。社用車を増やして自動運転にすると、ハイヤーやタクシーの出番が無くなる心配も発生する。社用車の、タクシーやハイヤー化の進展である。
川鍋社長は、自動運転化が進むとタクシー業界はドライバーは不要になると言うが、会社の社用車が増えハイヤーが減ると言うジレンマを抱えることになる。典型的な、労働集約型産業であるタクシー業界はむしろ自動運転が進むとドライバーに賃金を払わなくて済むが、社用車が増えると言う面は否めないと思う。
いずれにしても、自動運転は運転技術の問題ではなくなる訳だからどう変わっていくのか見極めたい。人が運転しないタクシーの時代が来るとするならば、それは、業界の衰退も招くことになるのでは? タクシー以外の会社による、クシー・ハイヤーに相当する自社化の進みようが、自動運転の問題に違いない。
by wakamiyaken
| 2019-01-07 14:53
|