民主党が迷走している。選挙の総括はどこえやら、すでに選挙の惨敗も過去のことになりつつあるのはどうしたことか。今まで右肩上がりで推移してきたのは、多分に敵失が原因だったのを、実力と勘違いして油断したのが今回の惨敗につながつたのではないのか。
ニ、三日前、テレビの政治バラエティ番組に、小選挙区で落選し、比例で救済された若手が数人出ていて、人事のようにヘラヘラ笑っていたのを見て、この党は救われないなーと考えた。見た目と、言うことが小奇麗なだけで、実行力と根性に欠けるように見えた。
今回は民主党に投票しなかったー自民党にも投票しないーが、あの若手の姿を見て民主党に投票しなくて正解だったと思った。我々は、松下政経塾出身者に対して、過大すぎる評価と期待を持ちすぎていたのではないのか…。
見た目と、言うことが小奇麗なだけでは通用しない時代であることを認識するべきである。あらゆるジャンルで苦労したことのある経験者を招いて話を聞くとか、考え方を根本から変えていかないと党の再生は厳しいと思う。“張子の虎”同然の労組に頼ったり、民主党はすべてに甘すぎる。
今回の大敗は、更なる飛躍のために天が与えた試練と捉えられるか。試練を与えてくれた天に対して感謝の心を持てるか。この一点にかかっている。