写真は助手の大五郎
by ken
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11月10日高倉健の命日に、遺作『八甲田』を再び見た。3年もかけて作った映画は、何度見ても感動させられた。最近の日本映画は、3年もかけて作る映画など無い。
あの青森に、長期ロケして厳寒のなか良く頑張って作ったものだと感心させられた。良き時代には、日本人の心に訴える作品が少なくなかった。反権力を打ち出す映画も多かった。『人間の条件』とか『日本の黒い霧』などは、現在では作れる人がいない。
そもそも、反権力を貫くなどと言う事は、個人の損になるから誰もやりたがらない。この国は、こんな状況でいいのか?
『八甲田山』も、高倉健は正義の人であったが、今この国で、正義を貫ける人物は政界では皆無となった。
高倉健の遺作『八甲田山』は、現代にも通じる部分がある。それは、何時の時代にもアホなトップがいて、とんでもないことを計画して、多くの兵隊を無駄死にさせたということである。
現在も、無謀なトップらによって雪の中を前が見えないのに雪中行進させられているようなものだ。それが、間違っていた事だったと分かるのは、数年先かあるいは来年かも知れない。
当時の軍部の、アホ大将は論外としても、当時はまだ高倉健のような正義の男もいた。いまは、アホ隊長はいるが高倉健が見当たらない。アホ大将と、愚かな家来たちばかり。これでは、国家の崩壊は早い。指揮官が悪いと部隊は全滅する。
この国は今、全滅の運命にあるのかもしれない。何故なら、高倉健の役回りをする男が1人も見当たらない。誇りを失い、正義をなくし、あるのは銭儲けだけ。昔の映画を見るたびに、この国は、どんどん薄汚い国になっている事が分かる。
映画では、部隊が全滅に近い事になったが、現在、国家の滅亡が近い事を自覚する人が少ない。要するに、末期症状が表れてきている。数年後、しまったあの時がこの国の分れ目だったと言っても遅い。
by wakamiyaken
| 2015-11-11 03:57
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