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以前にも書いているが、日本には「アホを煽てりゃ木に登る」という言葉がある。アホが救いがないのは、自分がアホだと気が付かない事にある。だから、正常では考えられない事を引き起こす。
国民の生命を守るため、と口癖のように言っているが、この戦争法案は国民の生命を危機に追い込む法案であるという事を理解していないなら、やっぱりアホだと言う事になる。 なんで、狂ったように暴走するのか? その第一点は、すでにアメリカ様と約束をしてきているからにすぎない。国民を説得する前に、オバマと約束をしてきたと言う事は、要するに国民などなんとでもなると高をくくっていた事になる。同胞より、アメリカ様が大切らしい。 成立してから、国民は納得してくれると言っている。酷い発言である。これは、国民に対して高をくくっていることになる。どうせ、国民は大した事は出来ない考えている証左に過ぎない。 「対米ケツ舐め路線」は、ついにここまで来てしまった。アメリカが、日本を守ってくれるからアメリカが引き起こす戦争には参加しなくてはいけないという理屈は成り立たない。今までアメリカは、ベトナム戦争からイラク戦争まで、決して正しい戦争はやっていない。戦争に正しいもなにもない、と言う人もいるだろうが…。 アメリカは、軍需産業のため常に戦争をしなくてはならない事情がある。日本も、武器輸出に踏み切ったから、アメリカのように軍需産業に協力しなくてはならなくなる。 安倍総理は、何で自ら進んで国民の命をアメリカに差し出そうとしているのか? 法案が成立した後で、国民は理解してくれるという言葉は詭弁に過ぎない。安倍総理は、あまりにも詭弁が多過ぎる。先の戦争では300万人も殺された相手に、70年経ってもここまで隷属する根拠を知りたい。 異論を排し、公共機関では戦争法案に反対する集会には会場を貸さないところも出ている。これでは、先進国とは言えない、毒賽(誤字ではない)国家である。そもそも、異論を排する行為は大人ではない。 異論に対して、いろいろな圧力をかける。NHKの会長には友達を据える。やりたい放題とはこの事を言う。戦後、こんな子供じみた品の無い事を平然と行った政権は無い。 筆者は、マスコミの実態にも疑問を持っている。マスコミのトップが総理と会食を重ねる国など日本ぐらいのものだろう。まともな国であれば、呼ばれても行かないし、マスコミトップを総理が懐柔しようとしない。そんなことは、欧州なら考えもしない事だろう。 確かに、安倍総理は常軌を逸している。医者に診てもらうべきだ。しかし、日本のマスコミも常軌を逸している。社会の木鐸としての役目を放棄して、権力者と食事を重ねて恥じることが無い。これまた正常でない。どちらも、医者に診てもらう必要がある。 国が滅びに向かうときは、こんな現象が起きるという典型的な例が今回の戦争法案である。 筆者は、田中角栄元総理が言った言葉を忘れない「戦争を体験した世代が、世の中の中心にいる間は安心だ。戦争を知らない世代が出てきたときが問題だ。だがまた体験しろというのはとんでもない話だ。だから、歴史を勉強させろ、しっかり伝えろ」と言った。まさしく、田中角栄元総理の言った事が現実となっている。 戦争を知らない子供たちが、大人になり政治家になり権力者になって戦争をやりたがっている。国が壊されようとしている。こんなバカげたことを阻止しなくては、後世の人に申し訳がない。
by wakamiyaken
| 2015-09-17 07:13
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