エセ学者や、エセ文化人達が、壊れたCDのように「次世代に付けを残すな」と盛んに言っている。若者に媚びるのがエセ学者やエセ文化人の特徴である。筆者は、恥じることもなくありふれたことを言い続ける、彼らのリストラこそが必要だといつも考えている。
一般労働者にはリストラがあるが、学者にはリストラがない。どんなにアホなことをいっても、教養がなくてもリストラされない。ここでハッキリさせたいのは、学識と教養は違うということである。日本人は、学歴を教養と勘違いする人間が多いが、学識や学歴と、教養は別物である。大学教授でも教養のないのが、日本には数多く存在する。
逆に、農業や漁業に従事する人のほうが、今では教養を身につけている人が多い。何故ならば、ゼニに汚染されていないからである。学歴を教養をごっちゃにするのは日本人の悪い癖である。
「次世代に付けを残すな」これほど若者に媚びた言葉はない。70代、80代の人たちは、敗戦の付けを背追って生きてきた。そして、この国を立ち直らせた。半端な世代のエセ学者やエセ文化人達は、下らないせりふを何とかの一つ覚えのように、言いつづけるのは止めてくれ。
それよりも、国民の税金を湯水の如く浪費した、政治家やお役人を総括することのほうが先なのだ。そのことに触れない学者はエセ学者と言われても仕方がない。財政が立ち行かなくなるまで、国民の税金を、コンクリートとアスフアルトに変えてしまった、政治家とお役人をまず最初に総括するべきである。
日本の財政は実質的に破綻している。「次世代に付けを残すな」よりも、「国を残すことができるか」が問題である。