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同じ話は、筆者も聞いた事がある。現政権の幼児性は、とどまる事を知らなくなっている。極端に批判を嫌う小物じみた話しは沢山ある。もう少し、大らかな寛容な姿勢を持てないものだろうか?
イスラム国報道でテレビ局が出演者に「安倍政権批判しないで」 女性自身 2月12日(木)7時0分配信 テロ組織「イスラム国」に捕えられていた会社経営者・湯川遥菜さん(42)とジャーナリスト後藤健二さん(47)が殺害された邦人人質事件。この間、50本以上のテレビ番組にコメンテーターとして登場したのが、ジャーナリストの常岡浩介さん(45)だ。 これまでイスラム国に取材で入って生還したのは世界で2人だけ。常岡さんはその数少ない1人で、昨年9月にも、イスラム国の司令官の1人に招待され、現地を訪れた。現地では、湯川さんの“裁判”の通訳も依頼されたが、現地情勢が急変。湯川さんには会えず帰国したが、1月20日に後藤さんの身代金2億ドルを要求する動画が公開されると、連日、常岡さんにはテレビ局の出演依頼が殺到した。 「間違いなく(日本政府が)湯川さんを助けられるチャンスはありました。そうなれば、後藤さんもイスラム国に行くことはなかったはず」と語る常岡さん。だが後藤さんの拘束後に出演したテレビ番組で驚くような要求をされたと、常岡さんは舞台裏を本誌に明かす。 「ある局で、朝の情報番組から生放送で出てほしいと依頼されました。当日スタジオに入ると、出演前の打ち合わせで『政権批判はやめてください』と言われたのです」 思わず常岡さんは「この局でもそういうことを言うのですか」と聞き返したそう。 「ディレクターは『あはは~』みたいな反応でした。当たり前のように言ってきましたから、そんなことを言うのが問題だとまったく思っていないんでしょうね。もちろん、『はあ』とか適当に返事をして、そのまま番組で政府の対応を批判しましたが、そうすると二度と生放送では呼ばれませんね(笑)」 別のキー局の情報番組でも、同じように「政権批判はやめてほしい」と言われたと話す。 また、後藤さんが亡くなった2月1日に出演を依頼されていた昼の情報番組では、こんな“出演条件”をディレクターから出されたという。 「『後藤さんは救出できたはずだ』という発言はやめてほしいと言われました。でも、それでは僕はしゃべることがありませんから、『そんなことを言われても困ります。誰がそんなこと言ってるんですか。会社の上層部ですか』と聞きました。すると『プロデューサーです』という返事があり、直接プロデューサーとも話しましたが、『でしたら、お帰りになってください』と言われて、僕はそのまま帰りました」 イスラム国からの帰国後、イスラム国との独自のルートを持つ常岡さんに対し、昨年10月、警察当局はでっちあげに近い容疑で捜査を行った。“イスラム国に向かおうとした北大生を幇助した”としてパソコンやスマホも押収され、常岡さんは湯川さんを救うためのイスラム国との連絡手段をすべて絶たれたのだ。 「以来、僕は“容疑者”になりまして……。ある局からは『上層部がそれを問題視している』と直接言われましたが、たしかに今回も1回の例外を除いて、その局からは呼ばれていません。もし呼ばれたら『救出の邪魔をしたのは警察です』とか容赦なく言おうと思いますが(笑)。いま新聞や雑誌では安倍政権の批判をガンガンやってますよね。でもテレビの自主規制ぶりにはびっくりしました。『(人質を)助けられたかも』というひと言だけでも政権批判につながるから許さないという方向になっているのではないかと感じます」 もともと長崎放送でテレビ局記者として活躍後、戦場ジャーナリストになった常岡さん。その言葉は、テレビへの危惧と不信に他ならない――。 批判を嫌うと言う事は、本質に女性的なものを感じてならない。男なら、小さな事にこだわることなく堂々と邁進するものだと思うが、やたら、批判を気にする性格が浮かび上がってくる。大衆の批判を許さないのは、ロシアと北朝鮮以外は聞いた事がない。 こういうことが起きると、何時もロシアの新聞社ノーヴァヤ・ガゼータ社を思い出す、1993年創立した新聞社だが最初は、大新聞から独立した50人で立ち上げた。人権問題を、恐れる事なく追及した。 そして、記者や編集者4人が殺された。勿論、脅迫などを受けたりしたが、敢然と権力に立ち向かい、ビビって辞める人間もいなかった。そして、現在でも頑張っている。日本のマスコミには、夢でも出来ない事を危機を克服して頑張っている。 少し脅されると、すぐ怯えるどこかのマスコミとは大きな違いがある。あの、プーチンが睨みを効かしているロシアでさえ、命をかけて報道する新聞社が存在する。 それに引き換え、この国はあまりにも情けない。結局は、言論の暗黒時代に突入するのだろうか? いやすでに突入している。マスコミが弱くなると、国家の崩壊は早い。これだけは間違いないようだ。
by wakamiyaken
| 2015-02-18 07:15
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