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2012年に続いて、昨年も自殺者が3万人を切りました。2012年よりも575人少ない27
.283人となっております。 内閣府では「景気の回復が影響しているのでは」と見ているようですが、筆者は違う意見です。景気は、はっきり言って回復してはおりません。先日も書いたように、景気のバロメーターでもあるタクシーの売り上げが良くないからです。 筆者は、パチンコの参加人口が減少しているのも一因ではないかと考えております。 それは、経済・生活問題で自殺する人が582人(11.2%)と大きく減少しているからです。パチンコ依存症=生活問題ですから、参加人口が減ることは自殺の減少にもつながっているのは間違いないと思われます。 弁護士さんや司法書士の皆様が、サラ金問題に長年組んで地道な努力を続けサラ金の被害を最小限に食い止めるよう、サラ金金利の規制に成功した努力はもっと称えられるべきと考えます。 過大な借入を防ぐことは、パチンコ人口の減少にも役立ちました。 最近は、大阪の橋下氏のような派手な言動の弁護士さんだけが注目を浴びておりますが、いかがなものかと思っております。世の中は、地道な努力を続けている弁護士さんや司法書士さんによってサラ金問題のような成果につながっているのは間違いありません。 派手な言動やパフォーマンス重視の社会は、今一度立ち止まって考えて見る必要があります。世の中は、弁護士さんでも地味な努力を続けている人達のほうが、国を支えているものだということを我々庶民は自覚する必要があります。 職業にしてもそうです。「駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」という昔の言葉にあるように、駕籠に乗る人だけでは社会は成り立ちません。 最近は、地道に草鞋を作る人が不足するという現象が起きております。工事現場では職人さんが不足しております。要するに草鞋を作る人が不足しています。 ヒト、モノ、カネが正しい順番なのに、この国はいつの間にか、カネ、モノ、ヒトの順番になり、不労所得のような稼ぎの金も、同じ金として見ている傾向があります。 若い女性が風俗で稼ぐ金も、介護で寝る間も惜しんで必死になって働く金も同じ訳はありません。 昔は、例を上げるならば郵便配達の人や、交番で真面目に勤務する警察官の方は尊敬されたものです。職人さんにしても、コツコツ働く人に対するリスペクトが無くなったのがこの国がおかしくなった原因ではないのか…。 若者たちは、不労所得でもなんでも銭がある人間に対して憧れ尊敬する傾向は良いことではありません。カネに色は付いていないものの、いつの時代でも不浄の金は人を狂わせます。ホリエモンが良い例です。彼は、カネで買えないものは無いと公言し転落しました。 何はともあれ、2年連続で自殺者が減少したことは良いことです。地道な努力を続けている人達に対するリスペクトこそが必要ではないか、掃除をしてくれる人や介護をしてくれる人、人の命を運んでいるバスやタクシーのドライバーに対するリスペクト。 派手な言動とは無縁で、社会を支えている弁護士さんや司法書士さん。今回の自殺の減少は、サラ金問題に長年取り組んだ弁護士さんと司法書士さんの努力は見逃してはいけないと考えます。 パフォーマンスや、派手な言動の人間を持て囃したがるマスコミには、地道な努力を続けている人に対するリスペクトを持って欲しいものです。それが、この国の社会を変える力となります。
by wakamiyaken
| 2014-03-16 12:37
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