写真は助手の大五郎
by ken
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農薬混入事件は、犯人の自供で色々なことが明らかになっている。何よりも興味を引くことは、たった14万円の給料しか手にしていなかったということで、49歳の男が14万円の給料で働かされていたとは驚くしかない。
いかに勤務地が群馬であろうとも、14万円は酷すぎる。本人は、会社に待遇面で不満を持っていたという。似たようなケースはまだあると思う。
犯人が暮らしていた、群馬県大泉町は、パナソニックや富士重工などの工場が多いので知られている。ブラジル人が多く働く町でもある。
ブラジル人の町とも言われている。地元の小学校では3分の1がブラジル人だそうだが、しかし、給料もブラジル人に合わせた給料だった。
大泉町は、町の人口4万750人のうち、6018人が外国人だという。ここでは、中国へ工場を移さなくても安い給料で日本人も使えるようだ。
49歳の男が、14万円の給料で働かされていては、会社を恨みたくなるのも分からないではない。格差社会はここまで進んでいる。
それにしても、酷い国になったものである。これから、東京オリンピックを控えますます東京一極集中が進むのは間違いない。
東京では、2020年オリンピックだと浮かれて馬鹿騒ぎしているが、地方では49歳の男が14万円の給料で働かされている。こんな矛盾した社会はいつか崩壊する。
昨日も書いたが、派遣法の改悪で3年から無期限になっている。
人間を使い捨てにして、何が世界3位の経済大国だと言いたい。もう国民も目を覚まさなくてはいけない。いつまでも、騙され続け最後には財政破綻で元も子もなくなってハイそれまでよと言うことになりかねない。
経済至上主義は、一度立ち止まって考えるべきだ。市場のパイが小さくなっているのに、いつまでも、売り上げを追いかけていても必ず破たんする。経済成長が減速しているしわ寄せを、働く者たちに押し付けるのはもう止めるべきときがきている。
今回の、農薬混入事件は格差社会が生んだ犯罪でもあり、何時似たような事件が起きるかもしれないという不安は間違いなくある。経済界も、人間使い捨ては止めた方がいい。
by wakamiyaken
| 2014-01-31 04:17
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