セの球団はバレンテインと勝負するべき

　ヤクルトの、バレンテイン選手のホームラン新記録が現実味を帯びてきました。記録は破られるためにある。まさしくその通りです。

　なにやら、セの球団は汚い手を使ってまでも記録を阻止したいようです。王さんの記録を守りたいのは分からないでもありませんが、野球は、曲がりなりにもスポーツでしょう。ここは、日本人の島国根性は止めて欲しいものです。

　バレンテインは、努力しているからこの成績があるのであって、外人であろうとも、努力する人間には拍手を送るのが人間として正常な姿ではないか……。

　日本人以外の選手に、記録を破って欲しくないのであれば、外人の助っ人制度は止めて日本人選手だけでやればいい。年とともに人相が悪くなるプロＯＢのＮ氏が情けないと言ってました。何としても阻止するべきだという意味のことを発言してましたが、情けないのは四球を連発してまでも記録を阻止することでしょう。

　本当に情けないのは、島国根性丸出しで恥も外聞もない姿をさらすことです。

　アメリカでは、イチロー選手が多くのファンや同僚、そして野球関係者・マスコミからも祝福を受けています。あの姿を見たら、汚い手を使ってまでバレンテインのホームラン記録を阻止するのは、あまりにも恥ずかし過ぎないかと言うことです。

　努力する者には報いるという、アメリカとの国民性の違いだけでは片づけられない問題です。

　国技の大相撲て、外国人が横綱を務めている国際化の時代に、日本人の記録を守りたいから四球を連発するなどは、世界に向けて恥ずかしいことです。

　何度も言います。アメリカではイチロー選手が多くの人達から祝福を受けました。日本人も、堂々と勝負してバレンテインが王さんの記録を破ったら快く祝福してやるべきです。

　過去には、何回か王さんの記録が破られそうになったことがありましたが、四球を連発したり決してフェアなやり方ではなく阻止してきました。今回は、もうそんなことは止めて欲しい。

　５５本などという、ケチなことは言わないで、こうなったら７０本でも打てばいい。

　フェアではない姿を世界にさらしていては、日本人という国民はそんな国民なのかと言うことになります。国際化の時代に、日本人の記録を守りたいなどは、あまりにも心が狭すぎます。プロ野球だけが、心の狭い人間が多いのか、それはないでしょうが悲し過ぎます。

　日本には、サクセストーリーが少ないのは、偏狭な国民性があるからだと言われるのだけは勘弁してもらいたいものです。バレンテインと堂々と勝負して、記録を破ったら快く祝福してやりましょう。

　それが、バレンタイン本人もさることながら、多くの日本人選手が活躍しているメジャーの球団やアメリカに対する礼儀です。

　、日本人は、礼儀や正義を重んじる国民であることを証明できる機会でもあります。