写真は助手の大五郎
by ken
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松江市教育委員会が、立小中学校に「はだしのゲン」の閲覧制限を求めた問題で下村文科相は「市教委の判断は違法ではなく問題ない。子どもの発育段階に応じた教育的な配慮は必要だと思う」と述べ、理解を示しました。
ならば下村大臣にお聞きしたい。過激な描写が、子ども達によくないとするならば、日常茶飯事でテレビで過激な映像が流れているのをどう捉えるのかということです。
テレビは、子どもたちはいつでも見れます。日常親がテレビの前で見張りしている訳ではありません。当然、親がいないときもあります。テレビは、いつでも見ることができます。
テレビは、殺人シーンや女性を暴行するシーンも当然放映されております。「はだしのゲン」を閲覧制限するなら、その前に、テレビを何とかするべきではないのか。
あの漫画の作者は、実際に起こったことを忠実に書いております。それを、閲覧制限にするということはどう考えてもおかしい。テレビを野放しにして、子どもたちの劣化を招いておきながら、抵抗のできない相手にだけは偽善を振り回すのはいかがなものか……。
この問題は、偽善国家日本の姿がはっきりと現れております。過激な描写を問題にするなら、漫画よりも影響の大きなテレビをなぜ問題にしないのか。
この問題を閲覧禁止などと騒ぐ連中は、力の強大なテレビには何も言えないのか? 「はだしのゲン」は露骨な描写があると言いますが、ならばテレビはどうなのか?
実際にあつたことを書いたものを、閲覧制限にするなどということは作者を冒涜するものです。鳥取市立の図書館では、はだしのゲンを児童書コーナーから事務所内に移したそうです。事なかれ主義がそうさせたのでしょう。この国は、本当に民主国家なのか。
下村大臣も差し障りのない発言で、事なかれ主義がもろに出ております。そういえば、下村大臣は、講演などでカジノ解禁を提唱しておりますが、教育を束ねる立場の大臣が、西洋賭博の開帳に熱心だということはどう解釈したらいいのでしょう。真面目なのは顔だけなのか。
自民党政権は、勇ましい発言をする割には背骨が一本抜けている感じがしてなりません。「はだしのゲン」を問題にするなら、過激なシーンを垂れ流し、下らないお笑い番組を増やして子どもたちの劣化を招いているテレビを問題にするべきなのは明らかです。
今回の問題は、偽善国家日本の面目躍如たるものがあります。この国は、先進国なのか。問題の多いテレビは大臣も反対できない存在なのか。1973年から連載が始まり本になったものを、いまさら問題にして表現の自由をないがしろにし、軍国主義を復活させたいのかはっきりさせて欲しい。
作者の、中沢啓治氏は昨年お亡くなりになってますが、本人が亡くなるのを待つていたようなこの騒ぎは何なのか。この騒ぎの裏を知りたい思いがしてなりません。
by wakamiyaken
| 2013-08-22 09:19
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