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筆者の友人に、福祉関係の仕事についている男がおります。今まで、聞いたことがない悲惨な体験の持ち主に会ったと報告を受けました。筆者も、これほどの例は聞いたことがありません。
50代の男性ですが、パチンコ依存症が進みどん底まで堕ちた実例です。都内の、有名大学を出まして、一部上場の会社に入社。順調な人生を送ってました。 当然結婚もして、子供もでき幸せな毎日を過ごしていたと言います。ところが、あるときに友人に誘われてパチンコ屋に入ったのが、転落の始まりでした。パチンコをやらない人には理解できないでしょう。 大学時代にも、たまにやることはあっても、クラブ活動の方へ熱中していたそうです。一部上場会社では、営業の仕事でした。営業の仕事は、筆者も長年経験しましたが、どこかでストレスを解消しなくては実績につながらない面があります。、 彼は、ストレス解消がどんどんエスカレートして給料もつぎ込むようになり、お決まりのコースでサラ金にも手を出し、にっちもさっちもいかなくなり、両親にお願いして2000万円の借金は清算してもらいました。 パチンコ依存症の恐ろしいのは、一度の清算では終わらないということです。必ずまた同じことをやります。そして、また両親が定期を取り崩して清算してくれたと言います。 しかし、それでもまた借金を作り、ついには退職し退職金で穴埋めをしたと言います。2か月もするとまたパチンコに通いだしました。当然のことながら破滅です。 全国の一流ホテルを泊まり歩いて、無銭飲食を続けて逃げ回ったのです。住所は、実家の住所を書いていたので、最初は実家でしりぬぐいをしたそうです。サラリーマン時代には、一部上場の会社に勤めていたので、一流ホテルはなれていて、簡単に無銭飲食や宿泊はできたそうです。 しかし、ついには何回も捕まり、野宿生活をするようになりました。実家の住所へ連絡も行きます。なんと、父親が、自宅で自殺してしまいました。数カ月後、母親も自殺を図って屋根から飛び降りましたが、何とか命は助かったものの植物人間になっているということです。 まるで、小説のような話ですがすべて事実です。パチンコ依存症から、本人はどん底に落ち、父親は自殺。母親は自殺未遂で植物人間になった悲惨な実例です。 本人は、野宿するようになってから窃盗を繰り返すようになり、実刑を受けて出所後、公園で寝泊まりしていたところをホットポットに助けられて生活保護の手続きを取っています。 本人の奥さんが、素晴らしい方で離婚後看護師の資格を取り子供を二人大学まで入学させています。奥さんの頑張りには敬意を表します。 パチンコ依存症から、ついには犯罪にも手を染め、両親を悲惨な結末まで追い込んだという例ですが、これに似たケースは、全国津々浦々多数起きていることです。こんな国はありません。 筆者も、いろいろなケースを見てきましたが、これほど悲惨な例は初めてです。大学を出て、一部上場の会社に勤めで子供二人育て、幸せの絶頂から転落しています。どん底まで堕ちています。 パチンコ依存症は、年齢や学歴など一切関係ありません。拙著でも書きましたが、学校の先生が依存症になるケースも少なくありません。実際にメールが届いておりますが、返信しようとしても何故か返信ができません。切羽詰まった様子でしたので心配しております。 生活保護の申請は、身内に連絡が行きますが、すべて断られたそうです。関わりたくないと。今までやってきたことからすれば当然のこととはいえ、悲惨としか言いようがありません。 多分パチンコをやらない人から見れば、本人が意志が弱いからだと言うでしょう。確かにそれもあるのは否定できませんが、現在業界では、サブリミナル効果まで特許登録して、依存症に追い込んでいます。意志の弱さでは済まされません。 筆者の友人に、一流ホテルに勤めている男がおりますが、結構パチンコに通っている同僚が多いと言います。ホテルマンもストレスがたまる仕事です、教師もストレスがあります。意外な職業の人たちもパチンコ依存症に追い込まれております。 オーム事件以来、サブリミナル効果はテレビも映画も禁止されております。それが、なんでパチンコだけが許されているのか、これが疑問でなりません。 多くの被害者を生んでいるパチンコ。そのパチンコに対して見て見ぬふりを続ける政治と行政。この国は、先進国と言えるのでしょうか。パチンコ業界の資金力の前にみんなひれ伏しております。 今度の選挙が正念場です。またパチンコ議員が当選してくるようであれば、この国は近い将来どこかの国の属国になり、日本語を使ってはいけないということになるでしょう。考えても見たくないことですが、これが現実なのです。たかがパチンではないのです。
by wakamiyaken
| 2012-11-09 08:55
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