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AIJ投資顧問の年金消失問題で、同社の集めた資金の大半が、中小企業などの小規模な「私的年金」からの50億円未満の受託だったことが判明した。世界的な金融危機で、多額の損失が生じた小規模な企業年金が運用で挽回しようと高利回りの投資会社に流れ、損失を逆に増幅させたという。
今回の問題を見るまでもなく、第二、第三のオリンパスが存在するような気がしてならない。それらの会社は今、ポロ隠しに躍起になっていることだろう。この国は、今や何でもありの国になっているから、何が出てきてもおかしくない状況だ。 根本にあるのは、自己保身である。運用担当者は、損失が出ると責任問題になるため、焦って利回りの高い投資顧問会社に走る。リスクよりも、自己保身を先に考えるから物事が見えなくなる。バブルが消えてから損失を被った会社は、掃いて捨てるほどある。オリンパスだけではないはずである。 その点、欧米の会社は損失は損失として潔く処理している。なぜならば、背任行為の罰は大きいからである。その点日本は甘すぎる。それよりも、金融庁は一体何をしていたのかということになる。罰を受けるべきは金融庁ではないのか? 日本の格付け会社R&Iが、AIJを09年に「不自然な会社」として警告していたと米紙のウォールストリートジャーナルが報じている。格付け会社が、警告を発していたのにもかかわらず金融庁は傍観していたことになる。これでは、金融庁もグルではなかったのかいわれても仕方がない。 問題は、年金を失った中小の企業はこれからどうするのか心配になる。倒産する企業も出るかもしれない。それにしても、日本の金融庁はお粗末すぎる。投資顧問会社には20年近くも監査に入っていないという。これでは、接待攻勢を受けていたのではと疑われても仕方がない。 旧大蔵省時代に、接待攻勢を受けてノーパンしゃぶしゃぶという言葉を思い出す。もしかして、懲りもせずにまた接待攻勢を受けていたのでは…。20年近くも監査に入らないということは、疑われても仕方のないことである。 日本には、明るいニュースが亡くなった。たまには、明るい話しも書きたいと思って探してもない。この国は、末期症状なのか。筆者の友人は、真剣に海外移住を考えている。正義が無くなりつつある国に住んでいても仕方がないというのである。 確かに、この国には正義が無くなってきている。あるのは、金儲け優先ですべてを銭で換算するするようになった。物事の基準が、正義よりも銭が基準になっている。これでは国は持たない。企業も持たないだろう。友人が、海外移住を真剣に考えるのも分かる。 2、3日前、また餓死者が出ている。食料危機に陥っている国ではないのに、なんで次々と餓死者が出るのか、これが理解不能なのである。今回の、投資顧問会社の事案にしても、担当の役所が正常に機能していれば防げたはずである。金融庁がここまで緩んだのは、小泉・竹中のでたらめな規制緩和からである。 この国の、タガが外れたのは小泉・竹中の出鱈目な規制緩和からなのははっきりしている。その、出鱈目な規制緩和を持て囃したのは日本のマスコミであったのも事実である。あの、規制緩和旋風は何をもたらしたか? タクシーは街にあふれプロドライバーが生活できなくなり、多くの自殺者を生んだ。 そして、悪が立ち上げた銀行を簡単に認可し、多くの被害者を発生させて現在裁判中である。こうして見ると、この国の分岐点は、小泉内閣にあったことは間違いのない事実である。小泉政権から、この国の歯車が狂いだしたのである。 ブッシュが、やらなくてもいいイラク戦争を仕掛けてアメリカを壊した。小泉氏が、やらなくてもいい規制緩和をやって弱者を切り捨て、地方を切り捨て、地方はほとんどシヤッター通りとなってしまった。ブッシュがアメリカを壊し、小泉氏が日本を壊したのである。 ここまで来ると、この国の立ち直りは大変なことだけははっきりしている。消費税を10%にしたぐらいでは追いつかないだろう。どうする。どうなる。この国は。
by wakamiyaken
| 2012-02-26 05:08
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