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23日の、時事通信の電子版によれば、前原政調会長が産経新聞の記者を記者会見から排除したという。これは、重大な問題である。産経新聞が排除されても、他社の記者はそのまま会見に臨んだようである。これがまともな国と言えるものなのか、きわめて疑問でならない。
前原氏は勿論のこと、産経以外の他社の記者の行動も疑問なのである。前原氏も、他社の記者たちもどちらもである。産経が排除されたことは、仲間が殴られたようなものである。仲間が下らないことで除けものにされたら、不当なことをした相手に対して抗議のために全員会見を拒否するのが普通の国ではないだろうか。 かなり前の話になるが、週刊文春がJR東を批判して、キヨスクから文春が撤去されたことがあった。あの騒動の時も、仲間がボコボコにされているのに他社は黙って見ていた。あの時から、筆者は日本のマスコミを信用できなくなっていたが、今回もまた、他社の記者たちはのこのこ会見に出ている。 今回も、普通の国ならば他社の記者たちは会見場から全員引き揚げて抗議するだろう。産経新聞が、排除された原因は「言うだけ番長」と前原氏を批判したからだという。こんなささいなことで、1人の記者が会見を拒否されるのであれば民主国家ではないだろう。日本のプーチンと言われても仕方のない行動である。 「言うだけ番長」は、事実なのだから書かれても仕方のないことである真実を書けば、会見を拒否されるとは驚きである。それにしても、問題は他社の記者のとった行動である。週刊文春の時と似ている。仲間が殴られているのに、みんなで助けようともしない。 これだから、日本のマスコミには正義がないと言われる。まともな国であれば、他社の記者は全員会見に応じないで抗議していただろう。数人が、前原氏の行動に対して抗議したそうだが、なんで全員で抗議しないのか、ことは報道の自由にかかわる問題で、右も左も関係のないことだと思う。 街のチンピラでも、仲間が殴られれば黙っていないと思うが、日本のマスコミの体質が、文春の事件以来今回も鮮明になっている。どんな世界でも、仲間が殴られているのに黙って見ている男はいないと思うが、マスコミの世界は違うのか? 「言うだけ番長」は、事実に基づいている。前原氏はいままで、多くの役職に就いてきたが、満足に務めあげていたとはいえない。JALは絶対に潰さないという発言。八ッ場ダムの工事を再開しない発言などなど、言うだけ番長と言われても仕方のない過去がはっきりしている。 少なくとも、この程度のことに目くじらを立てるということは、度量の小さな人間であることを露呈したようなものである。政権党の重要なポジションを占めている人間のとるべき行動ではない。民主党の末期的な症状を露呈している行動でもある。 この国は、本当にどうしようもない国になった。前原氏もさることながら、マスコミの本質に疑問を持つ。まともな国であれば、他社の記者たちは黙って会見を受けないだろう。他社の記者も、全員団結して会見場から去っているはずである。数人が抗議しただけで、他社の記者たちは会見を受けていたことになる。 ロシアに「ノーバヤガゼータ」という新聞社がある。公称27万部の小さな新聞社である。その新聞社は、大手新聞社の記者たちが退社して50人で立ち上げた新聞社だが、その新聞社がすごい。記者や弁護士4人も殺されても、言論の自由を守るために頑張っている。 ジャーナリストが、簡単に殺されるロシアで、言論の自由を守るために命をかけて報道しているのである。日本とのあまりにも大きな違いに愕然とする。こんなバカなことは、あのロシアでさえ許されないだろう。ジャーナリストが何人も殺されているロシアでさえ、仲間が殺されかけているのに黙っていることはあり得ない。 何度も言うようだが、あの週刊文春がキオスクから撤去されたときに、他社が黙っていた時のことを思い出す。この不当な行為に対して、これからも他社が黙っているとするならば、この国は民主国家とはいえない。独裁国家でもないとするならば、破滅国家だろう。 マスコミは、組織でも個人でも自由に批判することが許されている。しかし、以前の文春の件といい、今回の前原氏の件といい、批判されてしかるべき対応ではないのか。あの場で、なんで全員引き揚げなかったのか、これが納得できないのである。 仲間が一人、権力を握る人間に殴られたのである(殺されかけたと言ってもいい)。それに対して、全員で立ち向かうことをしないのであれば、日本のマスコミは死んだと言われても仕方がない。日本では、パチンコ批判がマスコミでタブーとなっている。 日本のマスコミは、パチンコ依存症の現状を報道することはある。しかし、ただ報告するだけである。換金の違法性や、依存症を作りだしている実態を報道することはない。パチンコ批判が、日本のマスコミ最大のタブーなのである。 石原発言も、いつの間にか泡のごとく消されてしまった。あの石原発言を支持して応援したマスコミを知らない。もし、知っている人がいたら教えてほしい。まともな国てあれば、あれだけ正しい発言をしたのだから、マスコミがこぞって応援していたはずである。逆に、異を唱えた記者がいた。 日本のマスコミが、本当に死んだか死ぬ直前なのか、今回の前原氏に対するこれからの行動を見極めたい。これまでの対応を見る限りでは、とても期待できないのも事実である。
by wakamiyaken
| 2012-02-24 06:06
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