今日の(19日)報道によれは、
石原都知事が芥川賞の選考委員を辞任することにしたという。石原都知事は「
今回で辞める。刺激がない。駄作のオンパレードだ」と語っている。
筆者も昨日、粗製乱造だと書いたが、勿論早朝に書いたので石原発言の前に書いている。
図らずも、意見が一致したことになる。
年に2回も、芥川賞・直木賞を出すこと自体が権威の低下を招いている。石原氏は、本物が少ないと言っているが正論である。
石原都知事は23歳で芥川賞を受賞している。当時は、社会現象にまでなったものである。
この国では、何でもかんでも商業主義に堕落している。経済最優先で、文学賞の価値も金儲けが優先され年に2回も受賞者を出すようになった。物書きも金、画家も金、全てが銭が優先でいいものか?
まだジャズの世界には銭が優先でないものがある。
豪華客船の事故のときに、ヤフーの書き込みに「イタ公はいい加減のなが多いからこれは人災だろう」と書いたら「そう思う」が少なかったが結局当たった。最近、勘がさえてきたが以前にも何度も当てている
。それにしても、絵画の世界も、物書きの世界も、とび抜けた新人が出てこない。この国の現状を表している。
文学も低調、絵画も低調。この国の没落傾向が絵画にも文学にも表れてきている。もっとも没落傾向が酷いのは、何んと言っても政治の世界だろう。国会議員の定数削減も、党利党略が優先してさっぱり前に進んでいない。
公明党の存在とは一体何だろうと考えてしまう。自民も民主も振り回されている。
特に自民党は、選挙では公明党にすがらなくては当選者が半減するところまで来ている現実がある。
20年以上も、閉塞状態が続いている日本の原因は、その一つにパチンコが挙げられてしかるべきなのに、マスコミからは声が上がらない。先日、NHKがメディアとしては初めて韓国のパチンコ禁止を報道して、
日本にもまだ、マスコミの良心が残っている事を、NHKがかろうじて証明してくれた。
いままで、韓国のパチンコ禁止を拙著以外で報じたのは先日のNHKが最初である。拙著で、韓国のパチンコ禁止を書いてから丁度1年になる。