今日(13日)内閣改造が行われる。欧米では、
13日の金曜日といえば一番縁起の悪い日として嫌われている。改造内閣の前途も、13日の金曜日に象徴されるような気がしてならない。要するに、誰が大臣になっても、もう無理だということだけははっきりしている。
「13日の金曜日内閣」と名前を付けるとしても、内外の問題は山積している。党内に人材がいなければ、民間から活用するべきと思うがその動きはない。
民間も、人材が枯渇しているということなのかもしれない。経済界の惨状を見ればそれもうなずける。
5人の大臣が変わるらしいが、またスキャンダルが出なければいいが…。5人のパチンコ議員のうち、何人のパチンコ議員が残るのか? この点も興味がある。
国会で大門議員に追及されたら、5人とも、あわててパチンコチェンストア協会のアドバイザーを辞めている。
なんともはや、語るに落ちたとはこのことではないだろうか。
「13日の金曜日内閣」最初から前途に暗雲が漂っている。副総理として入閣が噂されている岡田氏は、福島を訪れるときに、宇宙へでも行くような装備で、高そうなマスクをして、厚い手袋をして行き、
普通の服装で出迎えた現地の責任者に対して、厚い手袋を取らないで握手をした人物である。筆者は、あの姿を見て岡田氏に失望した。
中国の首相と、韓国の大統領が福島を訪れた時は、ふたりとも、どっかと胡坐をかいて被災者と向き合った。あの姿は、敵ながらあっぱれと言いたかった。片や日本の政治家は、防災服を着て恰好だけはいいが、被災地を訪れても、そそくさと帰っていく。管さんなどは「もう帰るのか」と言われるありさま。
筆者は、中国は決して好きではないが、韓国の大統領と二人で被災者と向き合って、どっかと胡坐をかいた姿に本物の政治家の姿を見たような気がした。あの後で、両首脳は差しで会談しているが、日本という国はどうしようもない国だね、と話し合ったことだろう。
真心を持たない政治家が、この国には多すぎる。最近は、カジノを日本で解禁しようとしているが、博打まで外国の真似をする必要はない。日本には日本の文化がある。カジノの解禁に熱心な議員の、そのバックを知りたくなる。
「13日の金曜日内閣」不吉な予感がする内閣である。鶴田浩二の歌を思い出す。「生まれた土地は荒れ放題、今の世の中右も左もまっ暗闇じゃございやせんか」と。