毎日新聞の報道によれば、国家が滅亡しかねない原発の災害があったのにもかかわらず、9月末に出そろった概算要求の資料によれば、何の役にも立たない
高速増殖原型炉「もんじゆ」の関連経費が、今年度と同じ215億円。もんじゅよりもさらに訳が分からない「核融合」の経費が今年度の2倍の332億円になっている。
あれほどの被害をもたらした、原子力関係予算要求総額は、一般会計と特別会計合わせて、今年度並みの4400億円。全く、国民を舐めているとしか言いようがない。あれだけの被害を及ぼしながら、1ミリも反省の姿勢が無いのである。
「もんじゅ」に今までつぎ込まれた税金が1兆円。原発事故でもう止めるべきなのに、
昨年並みの215億円をどぶに捨てようとしている。こんなことが許される日本という国は、一体どうなっているのか?
要するに、民主党政権は、官僚に舐められているのである。
民主党政権はしっかり対応してほしい。何故ならば、官僚のこんな行為を許している。「もんじゅ」を廃炉撤退となれば、半世紀の国策の誤りを認めることになる。
メンツのために、215億円をドブに捨てようとしている。こんなザマで、増税などふざけるなと言いたい。
あれほどの被害をもたらした原発に、まだ莫大な予算を計上する神経はどうなっているのか? のど元過ぎれば熱さ忘れる、ではないが、全く懲りていない。
国が滅びるまで目が覚めないのが、この国の政治家と官僚なのである。本当に懲りない面々としか言いようがない。
福島の人達はもちろん、国民全員が怒らなくてはいけない。原発で、あれだけの被害を及ぼしながら、予算を昨年並みにぶんどるとは一体どういうことなのか? 文字通り税金をぶんどるつもりなのである。これを許していいものか。
あれだけの被害を受けながら、原発関連の予算が昨年並みとは国民を舐めている。霞が関の使い走りをする政権に、大きな支持率を与える国民も問題がある。
史上最悪と言われた管総理が政治主導を掲げて失敗したら、今度は、役人の言いなりではいかがなものか。
「国民のレベル以上の政治家は生まれない」この国の政治の惨状は、国民に責任があることを自覚しなくてはいけないと思う。政治家が悪い、政治が悪いでは済まされない。
悪い政治家を選んだのはわれわれ国民なのである。
この国は、やはり滅びるまで目が覚めない国らしい。
このままで推移すると、ギリシャ、イタリアに続くのは日本ということになる。原発関連に懲りることなく4400億円も計上しようとしている。