アメリカ通商代表部のロナルド・カークは「今は復興に全力を」と発言しているが、TPPが日本にとって最大の効果があるものならば「震災で疲弊した今こそTPPに参加するべきだ」と言うのが普通のはずである。
例によって、アメリカかぶれした政治家達がTPPの参加に熱心だが、彼らのいう理由が日本経済が停滞しているから参加したいということらしいが、全くおかしな話で矛盾している。日本の生産性が低いとか、経済規模の割りに輸出が少ないとか、FTAに消極的なので貿易が非効率という。
これらを解消できるのがTPPだというが、生産性が低いのは、国内の需要が伸びないからではないのか? 国内の需要が伸びないのは、働くものたちを大切に扱わないからではないのか。景気がいいといいながら、賃金を逆に下げてきた。ふざけた話しである。
大臣を辞任した前原氏が、農業など第一次産業は1.5%しかないからどうでもいいような発言は、全く国民を舐めた発言なのであった。アノ発言の時に、農業団体がなぜ黙っていたのか、これが不思議でならない。農家のことを真剣に考えるならば、あの発言は許すべきではなかった。
また例によって変な流れになってきている。TPPに賛成しなくては、進歩的な政治家に見られないのでは、と言う傾向である。竹中平蔵氏と小泉氏に騙された、郵政改革の時と似てきている。TPPが、国民を幸せにすることなど100%ありえない。
この国は、懲りもせずに郵政の時と同じ過ちをしようとしている。