最近、自粛を自粛しようという発言が多くなってきた。上田埼玉県知事も「自粛を自粛しよう」と発言している。埼玉県に住んでいるのが恥ずかしくなる。知事までもがこんな発言をするとは、つくづく情けない国になったものだと思う。
それも、まだ震災からタツタ1ヵ月しか経っていないのである。1年ぐらいたっての発言ならばまだ分からないでもない。1万人以上も亡くなっているのに「自粛を自粛しよう」などと発言する輩達は、人の皮を被った獣たちなのか? 日本人もここまで堕ちたのか? 曲がりなりにも知事までもがこんなことを言うとは、本当に情けなくなる。
良識を備えた外国ならば、知事のリコール運動が起きているだろう。この国は、滅びるまで目が覚めない国なのかもしれない。何万人も亡くなって1ヵ月しか経たないのに、自粛を自粛しようとは、自分さえよければ人はどうでも良いとする本心がここに表われている。
政治家も、行政も、本心から災害犠牲者のことを考えているのか? 一連の言動を見ていると真剣に犠牲者のことを考えているようには見えない。なぜならば、いまだに満足に義援金が届いていない現実がある。預金がある人は引き出せるかもしれないが、中には預金のない人もいるはずである。
102歳の人を自殺に追い込む国など聞いたことがない。
どうする。どうなる。この国は。