弛緩した会社である、東電に負けず劣らず酷い会社がJR東日本である。東電と似た体質で、大手マスコミが余り批判できない点もソツクリである。昨日(29日)14:30分頃から2時間以上も、品川での信号トラブルで東海道線がストップした。
たまたま、取材で横浜に行く用件があり、14時30分頃東京駅にいた。最初「品川で信号トラブルがあり、発車が遅れております」と言うのが30分経っても発車しない。これでは、約束の時間に遅れると判断して、京浜東北で品川まで行き、品川から横須賀線に乗り換えて何とか横浜に着いた。
2時間後に、東京へ帰ろうとしたらまだ東海道線は停まったままで、今度は「信号点検のため」とアナウンスしていた。横須賀線の車内放送でも「信号点検のため」とアナウンスしていた。「信号トラブル」が「信号点検」にアナウンスを変えていた。点検とは何だ。トラブルに間違いないだろう。
心底怒りがこみ上げてきた。JR東日本は国民を舐めている。信号点検ならば「終電後にやれ」と言いたいのである。上野や東京駅。そして、他の駅でも、やたら建物を改装している。建物を改装する金があったら、安全対策のほうに使うべきではないのか。1月21日東北新幹線で大きな信号トラブルがあったばかりなのに、またこれである。
弛緩した会社であるJR東日本は、近いうちにでかい事故を起こす可能性が高い。政、官、業、マスコミの癒着体質も東電にソックリである。今日の新聞を見たら、昨日のJR東日本の失態はどこにも載っていない。日本の大マスコミは、なぜJR東日本を叩けないのか?
言うまでもないことだが、CMの提供と、キオスクの存在がある。新聞も週刊誌も、最近は部数が落ちている。キオスクで売れる部数は馬鹿に出来ない。それにしても、CMの提供やキオスクの存在をを盾にとって批判を許さないのであれば、恐喝のようなものだろう。
一企業に脅されて、批判も出来ない日本のマスコミは情けなさすぎる。実際に、『週間文春』がJR東日本を批判して、キオスクから撤去されたことがあった。この国の大手マスコミは腐っている。
あの地震の日に、シヤッターを降ろして乗客を締め出した蛮行を、日本のマスコミはなぜ糾弾しない。あの駅のシヤッターを降ろした姿に、JR東日本の体質が現れている。JR東日本を批判するのは、筆者のような一匹狼しかいないのが悲しすぎる。
どうする。どうなる。この国は。