大手企業には、やたらとシンクタンクが多い。〇〇総研が多い。多額の金を注ぎ込んでいったい何を研究しているのか、疑問点が多い。〇〇総研なるものが、正常に機能しているならば、経済活動で韓国にも後れをとるような事態にはならないはずである。
この国の経済は、空論が空回りして、実行力が乏しくなっている。立ち止まって考える時間が長すぎるのである。〇〇総研なるものが幅を利かせていて、机上の空論が大手を振って歩きすぎなのである。当欄で、以前エコノミストは信用できるのか、と書いたことがある。
要するに、頭でっかちになっている。理論ばかりが優先して、実行力に欠けている面が多くなってきている。韓国企業の特徴はスピードだと言われている。あの急成長はスピードに秘密があった。サムスンにしても、会議は少ないと言う。日本の企業はやたら会議をやりたがる企業が多い。
要するに、最近の経営幹部は、体裁を先に考えるようになっている傾向が見える。経済活動に体裁を考える余裕など無いはずである。政治は論外の状況が続いているが、経済までもが論外となっては国が持たない。
〇〇総研なるものが正常に機能しているとするならば、これほど酷い経済状況にはならなかったはずである。どうする、どうなる、この国は。