政治の凋落は、年を重ねるごとに酷くなる一方だが、マスコミも見るに耐えない状況が続いている。この国を壊しているのは、本当は、政治家よりもマスコミではないのか……。柳田法務大臣の件でも、ただ分けもなく騒ぐだけで、物事の本質をしっかり伝えていない。
そもそも、あの失言は政治家個人の資質の問題で、就任当時にしっかりと、各大臣の資質を検証していれば、こんなことは起きなかったかもしれない。国家公安委員長にしても、どう見てもふさわしい人物には見えない。これも、就任当時にマスコミからは問題提起はなかった。
そのことよりも、日本のマスコミはアホなオバタリアンさながらに、面白おかしく騒ぎ立てるばかりで、大臣を辞任に追い込んで喜んでいる。本来は、こんな馬鹿らしいことをしている場合でないはずである。
補正予算は、1日も早く通さなくては国民が迷惑する。海外からは、国民そっちのけでいつまでたっても、この国は政治がゴタゴタしている国だと思われていて、中国にもロシアにも舐められ続けている。その原因のひとつには、この国では、マスコミが正常に機能していないからだと思う。
ここ数年は、日本のマスコミは小沢リンチに明け暮れていて、世界からあの国のマスコミは特異だと見られている。なぜならば、どこの国であろうとも「推定無罪」が原則なのである。勿論、小沢氏の国会証人喚問などは全くナンセンスなのである。もっと先にやるべきことが山積している。
この国は、政治家と官僚とマスコミによって滅びる。