雨後の竹の子のように、新党を立ち上げる話が多くなっている。新党は、作ればいいというものではないと思うが…。首都圏の大都市で、市長として失態を演じた人物も新党を立ち上げようとしている。日本のマスコミは、新党であれば何でも持ち上げる。
ただ持ち上げるだけの、マスコミの姿勢には疑問を感じてならない。民主も先が見えてきたから新党だ。これでは、一体誰を信用していいのか分からなくなる。新党を立ち上げるには莫大なカネを必要とするはずである。
そのカネの調達方法などを問題にするべきと思うが、マスコミはカネの件に関してはほとんど関心がないように見える。カネは天から降ってくるわけではない。どういう手段で資金を調達しているか、それぐらいは報道するべきと思うが…。新党を立ち上げることは、千万単位で出来る話ではないからである。
ただ上辺だけ取り上げて、面白おかしく持ち上げるだけの日本のマスコミの姿勢には失望する。政治に関しての報道は、日本のマスコミの姿勢には失望するばかりである。政治とカネを問題にするならば、新党立ち上げの資金の出所もしっかりと検証するべきである。
過去に、国民的な人気を集めた細川護熙元総理も、結党時の無理な資金調達が自らの首を絞める結果となった実例もある。結党資金のことはあいまいのままではいけないし、近い将来において決して良いことにはならない。