マスコミの小沢バッシングが続いている。読売や産経は、自民党を応援していますとはっきり宣言したほうが分かりやすい。アメリカの新聞はその点支持政党をはっきり表明している。日本の新聞も支持政党をはっきり表明したほうがいい。
表面だけ公平のような顔をしながら、極端に自民党よりの姿勢を取り続けるのはいかがなものか…。読者も惑わされるばかりで、無党派層が増える原因にもなっている。読売や産経新聞ははっきりと態度を表明したほうがいいと思う。現状では、むしろ国民を欺いているようにしか見えない。
3月25日付けの『ワシントンポスト』では「汚職と無能は日本政治の一番の災難である」とまで書かれている。日本の政治は酷すぎる、と海外からも指摘される原因はマスコミの姿勢にも問題があるような気がしてならない。記者クラブ制度に安住して、政治記者は与党の政治家と親しすぎる関係にある。
それにしても、小沢バッシングは酷すぎる。不当な秘書逮捕にはあまり触れることなく、検察ファッショを問題にする記者はほとんど見られない。与党の政治家の多額の献金は俎上にも上がらない。何でもアメリカの真似をしたがる日本だが、何故か良い面は真似をしたがらない不思議な国である。
アメリカの新聞記者は、ハイヤーでふんぞり返って取材に歩く記者は存在しない。日本のマスコミは偉すぎるのである。先日テレビの報道獏組を見ていたら、何とキャスターが鳩山新代表を下座に座らせて、偉そうにしてインタビューしていたのには驚いた。何か変だぞこの国は。