『おくりびと』がアカデミーへ賞を受賞した。禄でもないニュースが多い中で、久しぶりに涼風が吹いたような気分である。こんな爽やかな嬉しいニュースは、日本国内では久しくお目にかかることがなかった。今日もテレビでは、中川さんが世界的に貴重な美術品に手を触れたと報道されている。多分あの人は、美術とか芸術に理解がなかったのだろう。美の聖地であんな振る舞いに及ぶとは…。
それにしても、嬉しいうニュースである。最近の日本映画は、在日をモデルにした反日映画を持て囃したりして、苦々しく思っていた。もっとすっきりした映画を作れないのか、と筆者は悪態をついていた。しかしこれですっきりした。日本にはあまりいい監督がいないと思っていた。見た目もごろつきのような態度をして、何だこの野郎と言いたくなるような男が、監督面して反日映画を作っていたのが約2名いた。
日本の政治家は、中川さんに象徴されるように芸術に理解がない。文化予算がフランスの十分の一という現実にはっきり現れている。日本の政治家は、チャリンと小判の音がすればどこへでも駆けつけるが、銭にならないことには関心を示さない男がほとんどである。パチンコは銭になるから関心を示し、アドバイザーという名で用心棒を務める。なんともあきれ果てた国なのだ。
アメリカの信頼は経済危機から地に落ちているが、アメリカのよい面は、よいものは良いとフェアに評価する心をもち続けていることである。『おくりびと』の監督と出演者、スタッフに拍手を送りたい。