1月11日「何か変だぞ、日本のマスコミは」を書いたが、再びマスコミ批判を展開したい。日本のマスコミは、日本をおかしくした張本人の竹中平蔵を、テレビも新聞もまたぞろ持ち上げている。何とも理解に苦しむ報道姿勢である。
国民の神経を逆なでするようなことをして、一体その目的は何なのか…。日本のマスコミはアメリカの手先となり、アメリカ擁護のため、またぞろ竹中を持ち上げだしたのか? 日本国民からアメリカのデタラメな経済政策に対する批判があまりにも強すぎるため…。
そうとしか考えられない、最近の日本のマスコミの竹中に対する対応である。国民のほとんどが小泉・竹中政治のデタラメに気がつき、極端な意見では、売国奴という意見もあるのに、その張本人を持ち上げるとは…。国民の意識に対して逆のことをやるのは、そこには何があるのか知りたい。
それにしても、日本のマスコミはミスリードが多すぎる。日本のマスコミは政治を批判するが、こんな情けない政治家ばかりが増え、政治家が惰眠をむさぼるようになったのも、責任の一端はマスコミにあるのでは…。
記者クラブ制度に安住し、フリーの記者や、外人記者は排除し、政治家に対する強烈な批判はほとんどなし、勿論スクープもない。これでは政治家も惰眠をむさぼるようになるのも無理はない。本来ならは怖い存在の新聞記者が友人のような存在なのだから…。
政治腐敗が暴かれるのは、政治部からではなくて、週刊誌や社会部からの例がほとんどなのだ。日本の政治が堕落した責任の一端は、日本のマスコミにあり、と言いたい。