写真は助手の大五郎
by ken
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自動車、電機業界大手が一斉賃上げに踏み切った。筆者が懸念するのは、中小企業はどうなのかと言うことである。昔から、中小企業は生かさず殺さず利用しろと言うのが、大企業経営者の合言葉のようなものであった。それが、延々と続いている。
なぜ、大企業が中小企業の下請けに対して生かさず殺さずにこだわるか、それはあまり儲けさせると逆らうようになるという判断からである。その傲慢な姿勢は今も変わらない。
2年連続高額ベア=トヨタ最高の4000円―自動車、電機大手一斉回答・15年春闘
時事通信 3月18日(水)11時38分配信
自動車や電機などの大手企業が18日、2015年春闘で労働組合の要求に対し、一斉回答した。円安を追い風にした好調な企業業績や政府からの賃上げ要請を受け、前年に続き高額のベースアップ(ベア)が相次いだ。けん引役のトヨタ自動車は、ベアに当たる賃金改善分が現行の要求方式となった02年以降では最も高い月額4000円(要求6000円)、一時金は要求通りの6.8カ月を回答した。
自動車や電機などの産業別労組で構成する金属労協の相原康伸議長は東京都内で記者会見し、「昨年は経済成長を確実にするための第一歩。今年は継続した賃上げが求められる中、昨年より歩幅の大きい2歩目を踏み出すことができた」と成果を誇った。一方、トヨタの上田達郎常務役員は愛知県豊田市の本社で記者会見し、「通常であればなかなか難しい金額だ」と述べ、踏み込んだベア回答だったとの認識を示した。
日産自動車はベア5000円とトヨタを上回り、大手製造業でも最高水準となった。一時金は満額の5.7カ月を回答した。ホンダはベア3400円、一時金は要求通りの5.9カ月で決着した。
電機では、日立製作所やパナソニック、東芝など大手がベア3000円(要求6000円)の統一回答を行い、現行方式では最高となった。一時金は業績に連動させて決める企業が多いが、業績好調な三菱電機は過去最高の6.03カ月だった。一方、経営再建中のシャープは一時金について夏は1カ月で、冬は保留とした。定期昇給は維持した。
それにしても、パナソニックやシャープが賃上げする余裕があるとは驚く。明日にでも、潰れそうだというのが最近までのマスコミの報道ではなかったか?
円安の、恩恵を受けているのが自動車と電機に違いないが、ならば、円高に振れたらどうなるのか、そこまで言及しなくてはおかしい。円安が、永遠に続く訳でもない。
最近の日本は、刹那的な経済になっているように見えてならない。為替に左右され、根本的な問題が解決していないのに浮かれているのが一部企業ではないのか…。
賃上げもさることながら、人間使い捨ては止めるべきだ。サラリーマン社長がほとんどとなり、現在は松下幸之助も本田宗一郎もいない。自分の任期期間中だけは、なんとしても無難に過ごそうと言うサラリーマン社長が考える事は、結局は人間使い捨てである。
マスコミも、一部会社の賃上げを持て囃すのではなく、根本的な問題を追及して欲しい。
by wakamiyaken
| 2015-03-18 13:58
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