写真は助手の大五郎
by ken
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
22日酉の市の日に、テキヤの親分から話しを聞くことが出来た。酉の市は、彼らにとっては稼ぎ時で、景気が悪くても良くなる事を祈って買いたくなるのが人情で、結構売れていた。
親分の話しでは、「寅さん」の渥美清があれだけ国民からもてはやされるのに、何でおれ達が警察からあまり良く見られないのか、それが納得できないと言う。
確かに、テキヤの商売はヤクザとは全く違う世界でまっとうに生きている男が多い。最近は、地方の祭りでもあまり歓迎されないところも出ていると言う。店を出せないところもある。
それにしても、嫌な時代になったねとしみじみと語ってくれた。確かに、嫌な時代になった。ヤクザとテキヤは違うと言う事さえ理解していない行政も少なくない。
筆者は、暴対法に関しては最初から反対であった。何故ならば、ヤクザを地下に潜らせることになり堅気の世界とヤクザの違いがはっきりしなくなる事を懸念していた。はっきり言えば、とんでもない差別の法律でもあった。
結局は、ヤクザを追い詰めてしまい、今まで手を出さなかったチンケなことまで手を出さざるを得ない状況に追い込んでしまっている。おれおれ詐欺などと言うものは、本物の極道はやらなかったものだ。
テキヤの親分は語った「少年院を出て、行き場のない連中を何とか一人前の男にするのがおれ達の役目だった」いまは、その役目をする者がいなくなつた。というよりも、何も悪い事をしていなくても、世間から警察からつまはじきにされるようになった。
暴対法によって、まっとうに生きているテキヤもついでに排除されようとしている。結局は、ヤクザは地下に潜り、半グレが跋扈するようになり堅気の人間はより以上の被害をこうむるようになった。
大企業も、特にゼネコンなどはヤクザなしでは仕事がはかどらないから、利用していたのは間違いない事実。テキヤの親分が言った、世の中上辺だけが綺麗になっても、逆に社会が汚くなっている国は、いずれは長く持たないよ、と言ったのが忘れられない。
世間の裏を見てきた人間は、学者よりも本質を突いていることが少なくない。上辺を良くしても、実態はますます酷くなっている。繁華街では、半グレ達が我が物顔で悪さをする。堅気と見分けがつけにくいから、警察も及び腰になる。
ヤクザの味方ではないが、ヤクザを追い詰めて、上辺は綺麗になったかもしれないが、逆に社会が悪くなっていては元も子もない。しかし、現実は暴対法によって社会が悪くなってきている。
by wakamiyaken
| 2014-11-28 04:13
|