写真は助手の大五郎
by ken
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自民党は、最初は松下幸之助氏が言いだした道州制を今国会は棚上げすると言う。松下氏が、道州制を唱えた頃はすでにもうろくが始まっていた。この混乱した時代に、道州制などやるとどうなるか分かり切った事である。
道州制は、国民を幸せにするような誤ったメッセージは止めて欲しいものだ。
市町村合併も、国民に対するきめ細かな対応が疎かになっただけで、庶民にプラスになった例はほとんどない。要するに、庶民に対する行政の目が行き届かなくなっただけにすぎない。
国民は、こんなものに騙されてはいけない。国からの権限移譲と言うが、これからは財政が困難になるばかりで、地方自治体の破綻も予想される。国から、委譲する財政も当てにならない。道州制は、国の責任を回避する種にされるだけではないのか。
「国の出先機関と一緒になり、強い連帯を作る」といっているが、ますます官の力を強めることにならないか?
外交や、防衛などを除く国の権限を道州制度に移し、道州の下に置く自治体が現在の道府県と市町村事務を処理すると規定している。いずれ起こるであろう、財政破綻の処理を道州制に任せるつもりではないのか。
道州制は、この国の国民を幸せにするなどということはあり得ない。あたかも国民を幸せにするような表現には、騙されないようにしたいものだ。要するに、東京などの税収の良い都市だけがますます良くなり、地方は切り捨てられるだけではないのか?
カジノ法案が亡国の法案ならば、道州制の法案も、幻想だけが独り歩きしている。この混乱した時代に、道州制やカジノ法案を持ち出す方が、国民の事を何も考えていない証左に過ぎない。もっと先に、やるべき事が山積している。
by wakamiyaken
| 2014-10-25 06:05
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