5月1日は、労働者の祭典だが何やら年々馬鹿らしくなるのはなぜだろう。今年も、渋谷の代々木公園に27000人が集まったそうだ。
筆者は、連合の存在には疑問を持っている。組織率が18%足らずでは、労働組合の存在もあまり胸を張れたものではない。組合費も高過ぎないだろうか? 高い組合費の割に実績が伴っていない。
筆者に言わせれば、経済ギャング達が労働者を使い捨てにするようになった原因は、労働組合にもあると考えている。
最近は、御用組合が多くなりーというよりもほとんどの組合が御用組合ではないのか。昔のようにストをやると言うこともない。
経済ギャング達のやりたい放題になっている。政府は、内部留保を10兆円も貯め込んでいる大企業に対して減税までやろうとしている。
メーデーでは「暴走政治ストップ」とスローガン掲げたようだが、たった1日騒いでも、この国の政治は何も変わらない。はっきり言えば、下らなすぎる。
労組幹部と、経営者の慣れ合いは年々進むばかりで、労組を足場にして成り上がるサラリーマンが多すぎる。労働運動を、自分が成り上がるために利用する悪も少なくない。
全労連の大黒議長は「長いメーデーの歴史の中でも時の政権との戦いを真正面に掲げる特別のメーデーです」と安倍政権を批判している。それにしては、支持率が高すぎないか。
全労連はこの日、全国305カ所で集会を開催したという。全労協は日比谷公園で「日比谷メーデー」を開催している。参加者は約7000人。
連合は、産別産業別全国見合い(単産)のみを加盟単位として認めているのに対し、全労連は、単産に加え都道府県別組合(地方組織)も加盟単位として位置付けている。
組織の大半は、日本自治体労働組合総連合(自治労)全日本教職員組合(全教)日本国家公務員労働組合連合などの公務員組合で占められる。
民間の労働者が入る連合が、もっとしっかりしないと経済ギャングの大企業のやりたい放題になる。現実的に連合は経済ギャング達に舐められている。
政治もやりたい放題、経済も大企業の経済ギャング達のやりたい放題になってきている。要するに、政治も経済も悪たちのやりたい放題を許している。
たつた1日のメーデーで、どんなに騒いでも負け犬の遠吠えに過ぎない。組合運動も、原点に返るべきではないのか。
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