写真は助手の大五郎
by ken
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講演がありまして、ブログを2日間お休みしました。アベノミクスとは何ぞや。安倍総理は自分からは言ってはいないそうです。ならば、マスコミの造語でしょう。マスコミが怪しげな英語を使いだすとロクなことがありません。
マニフェストもしかり、怪しげな英語を使いだすと大体失敗しています。筆者は、「みんなの党」はそんなに悪くはないと思ってますが、「アジェンダ」の言葉を聞くと引いてしまう。
「アベノミクス」どうも先行き暗雲が漂う言葉にしか聞こえてきません。自民党は、民主党政権で予算は水膨れしたと批判してきましたが、参議院選を意識して見直しは進んでいない。
むしろ、民主党がやった良い面を否定している傾向があります、民主党も、ろくでもないことばかりやった訳でもない。高校教育の無償化は悪くなかった。
ただし、2度と政権に復帰してほしいとは思いませんが。
日銀が、29日に公表した2002年7~12月の決定議事録によると、丁度10年前にも日銀は同じ問題に取り組んでいた。当時も、竹中平蔵氏が財政担当相でインフレターゲットを主張していたのも、今回とソックリの姿がありました。
10年前に、財政の指令役を担っていた人物をまた引っ張り出してきたのはアメリカの指示なのか、どうも良く分かりません。当時竹中氏は、日銀総裁と会談してインフレターゲットの導入を迫っている。しかし、当時は今と違って日銀もしっかりしてました。
「インフレターゲット」といった議論は不良債権処理の痛みを和らげる観点から、かなり本筋を外れている」と藤原副総裁が疑問を述べていました。
当時、増田和男審議委員も、物価目標を導入すれば「長期金利の上昇が急激にになり、2%ぐらいでは止まらない。と金利急騰の懸念を表明してました。最終的には、速水総裁が「物価目標を導入すれば経済を無謀な賭けにさらすとして導入見送りを主張して「インフレ予想ではなく成長を高めることが重要だ」と正論を主張して事なきを得ていました。
当時の日銀総裁速水氏も、10年後にこんなことになるとは思いもよらなかったでしょう。財務省は、景気が回復して14年4月の消費税が決まれば財政的にはおつりが来るつもりでいるでしょうが、果たしてそうなるのか?
11年~15年度に19兆円と見込んでいた震災復興の経費を、いきなり25兆円に増やすのもかなり疑問が残ります。復興を錦の御旗にして土建国家再現を目指すのか。
政府の諮問会議では、机を四角に囲んで30人以上も話している姿が映し出されますが、あれでは決まるものも決まらないように見えてなりません。あんなに集めては逆効果では。
いずれにしても、ある日突然財政破綻しました。預金封鎖です、「ハイそれまでよ」と言うことのないように願いたいものですが、その可能性は多分にあります。
by wakamiyaken
| 2013-01-31 06:20
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