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11日の、行政監視委員会を民主党が欠席したと報道されている。必要な半数を満たなくて流会となっている。復興予算に対する使途の追及を恐れたようだ。
これでは、自ら不正を行っていると認めたようなもので、政権与党としての責任を放棄したと言われても仕方がない。なにやら、管政権の末期のころよりも酷い姿になってきている。 野党の追及を恐れるあまり、欠席を決めるなどということが許されてよい訳はない。この件もさることながら、なんで臨時国会を開かないのか、国民無視もはなはだしい。 これと似たことが、自民党政権の時にもあったような気がしないでもないが、これほどあからさまにはやっていなかったように思う。「政権にすがりついている」この表現がぴったりしてきた。それにしても、まだ30%近い支持率がある。不思議な国民である。 大手新聞各紙は、野田政権発足当時から応援団を結成している。それが、まだ30%近い支持率に表れている。ネットでは、日本のマスコミはマスゴミとまで揶揄されるようになった。 大手マスコミに対する反発は、日に日に高まっている。大手マスコミは、こぞって消費税の増税を支持してきた。そして、野田政権にたいしても明らかに甘い対応を取ってきた。 小泉売国政権を応援した時と似ている。なんでこうなるのか? 国民の総意と大手マスコミの考えとあまりにも距離があり過ぎるのはなぜなのか。これが最大の疑問でならない。 本来新聞の役割は、社会の木鐸として強きをくじき弱きを助けるのが使命であるはずだが、最近は、強いものに弱く、弱いものに強い体質がすっかり身についてしまった。 この国の、凋落傾向に歯止めがかからなくなったのは、マスコミの報道姿勢にも問題があるような気がしてならない。この国では、正義が見えなくなってきている。 はっきり見えるのは、すべてに銭が優先されるようになっていることである。新聞もテレビも、広告収入の減少に悩んでいる。赤字にあえいでいる新聞社も少なくない、 最近は、三大紙に期待できなくなっているので地方紙に頑張ってもらうしかないとまで考えている。地方紙は、社会の木鐸としての使命を忘れていない社が少なくない。 正義よりも、銭が優先されるようになったのは、厳しい経営状況が影響していないか。パチンコの問題にそれが象徴的に表れている。マスコミからパチンコ反対の声がない。 言わずもがなで、間違いなく広告収入が違法賭博への追及を鈍らせている。「貧すれば鈍する」と言ってもいいのでは…。 与党民主党が、やりたい放題ができるのも大手新聞各紙の追及の甘さが影響している。復興予算も5年で19兆円のはずが、概算要求は3年で22兆円に膨張し、関係のないことにまで使われている。悪の政治家にとっては、100年に一度のチャンスが来ている。 復興という、錦の御旗を掲げれば何でもOKとなるのはどう考えてもおかしい。復興のためと称して増税が行われ、その税金は復興以外にも使い放題となっている。 こんなことが許されるならば、法治国家ではない。象徴的な問題は法務大臣の任命に表れている。人相を見れば、法務大臣と言うよりも犯罪で捕まった犯人の顔である。案の定、新大臣には疑惑が指摘されている。法の番人が、疑惑が次々と指摘されては世も末である。 世も末現象が、現在次々と発生している。当初は、拍手喝さいで期待を集めた維新の会も全く期待が持てなくなっている。世相は凶悪事件の連発。まだ酷くなるなるであろう。 ここは、新聞各紙に社会の木鐸としての役目を果たしてほしいが、近年は全く期待できなくなっている。むしろ、国民をないがしろにする政党に手を貸す有様では心もとない。 国民の悩みは深まるばかりである。ますます、正直者は馬鹿を見る社会になってきている現実がある。
by wakamiyaken
| 2012-10-12 07:15
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