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共同通信が、11、12日に行った世論調査によると、野田内閣の支持率はまだ27.9%もある。0.2パーセントしか落ちていない。なんとも、理解に苦しむ国民性が表れている。
本来であれば、森総理のころのように一桁の支持率になってもおかしくないのにこれである。不思議な国民である。滅びるまで目が覚めないのかも知れない。 テレビは論外としても、共同通信の世論調査は3大紙よりは信用できると思っているが、この数字には衝撃を受けた。野田内閣を支持する理由として、首相を信用するというのがトップで17.3%もある。これまた、納得できない。普通の国であれば一桁でしょう。 政党支持率も、民主党はまだ11.8%ある。これまた、本来ならば一桁がまともな数字でしょう。それよりも、自民党の支持率が20.8%ある。これもまっとうな数字とはとても思えない。今回の醜態を見せつけられてもまだ20.8%も支持がある。 まともな国であれば、民主、自民ともに一桁の支持率でしょう。消費税法案が、民主、自民、公明の3党の合意によって成立しました。あなたは3党合意について評価しますか、という質問は次のようになっている。 評価するが11.0%。ある程度評価するが35.8%もある。合計で46.8%である。あの茶番劇を見せつけられて成立した消費税増税法案を46.8%も支持していることになる。この質問に対する回答者の顔が見たい。 どんな顔をして、こんな回答をしているのかと思うとやり切れなくなる。野田総理は、自分たちの身を削ってでもと言いながら何も削減は進んでいない。議員定数も削減する話はどこかえ消えてしまった。本来ならば、政党助成金を全廃してからやるべきであった。 それに関しても、三大紙から指摘する声がない。要するに、大マスコミは権力側についてしまっている現実がある。内閣官房機密費が大マスコミの幹部に渡っているとは思いたくないが、それすらも疑いたくなる。 あなたは、14年4月と15年10月の2段階にで引き上げられることに賛成ですか、反対ですかに対しては、賛成が12.5%、どちらかと言えば賛成が29・37%もある。こうなれば、もう絶望的である。 日本人は、大マスコミにここまで洗脳されていたのかと思うしかない。マスコミの力を見せつけられた。野田政権は、大手マスコミが発足当時から応援してきた。大きな力(アメリカ)がマスコミに及んでいたのだろう。 今度は、中国が尖閣に上陸する動きがある。中国政府は、韓国・ロシアと協力して対抗と発言している。2日前に筆者が指摘したとおりになっている。要するに、日本は政治が混乱していて何もできないだろうから、やるなら今だと考えている節がある。 「中国は領土問題で韓・ロを支持し、共同で日本に対抗するべきた」と公式に発言している。日本は、オリンピックで浮かれている状況にない。竹島も北方四島も、尖閣も占領されようとしている現実がある。 尖閣に関しては、台湾との協力も考えられないことではない。ロシアの中国支持、韓国の動向によっては、米国が中立の立場に追い込まれる可能性まで視野に入れなくてはならない。そこまで考えた場合、与野党で低レベルの政争を続けている時ではない。 テレビを点ければ、オリンピック一色である。この国は、滅びるまで目が覚めない国なのかもしれない。中国は、尖閣を占領すると、今度は沖縄に手を伸ばしてくるのははっきりしている。だから、尖閣をどうしても守らなくてはいけない。この国に残された時間は少ない。 日本は、オリンピックで馬鹿騒ぎをしている状況にないことは確かである。筆者は、10年以上も前からこの国は政治家と官僚とマスコミによって滅びると主張してきたが、当たってはいけない予言が現実のものとなってきている。
by wakamiyaken
| 2012-08-13 08:57
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