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日本の、没個性化が止まらなくなっている。コンビニがやたら多くなり、居酒屋チェーン店も増えた。マクドナルドに象徴されるように、お客も安さだけを追い求めるようになっている。これは、果たして良い現象なのだろうか? 国が丸ごと没個性化している。
フランチャイズが大流行で、胴元だけが大儲けしていて、小作人はもうけは微々たるものである。特に、コンビニのフランチャイジーは残酷物語といってもいいほど過酷な条件で末端のチェーン店では働かされている。オーナーといえども、使用人と変わりがない。 筆者の知人も、酒屋さんからコンビニのフランチャイジーとなり、数年で失敗に追い込まれ自殺してしまった。これは本当の話である。悪名高いフランチャイザー(本部)の甘言に乗って始めたのが間違いであった。フランチャイジー(加盟店)から撤退する人も増えている。 フランチャイジーーのオーナーが小作人で、その上に本部という地主がいて、その上に官僚という悪代官がいる。これが、日本の実態ではないのか。大資本が本部を立ち上げて、小作人が退職金などの、なけなしの資金をはたいてこき使われている。生かさず殺さずで。 日本の、コンビニ化現象が起きている。金太郎飴現象といってもいいかもしれない。何でもフランチャイズで、すべてマニュアルに沿って動きマニュアル通り接客する。他国では、マニュアル通りロボットのごとく接客する国は少ない。本来はこんな国でなかったはずである。 それぞれの店に個性があり、商売にも人情があった。まもなく、6月30日になると1966年にビートルズが来日してから46年になる。あの日のことは、今でも忘れない。JALで羽田に降り立った(当時は成田はなかった)が、ハッピを着ていた。大変な歓迎であった。 当時の高校生は、コンサートに行ってはならないと言われたものだ。エレキギターなど不良のやる音楽だと信じられていた時代である。あの頃、高校生だった若者も今や60代になっている。ビートルズと同じ時代に生きた人間は、没個性は好まないはずだが。 この国の、没個性化の急激な進行は何からきているものか…。街を歩けば、コンビニがやたら増え、一杯飲み屋は居酒屋チェーンだらけ、クリーニング店も個人営業は少なくなり、これまたチェーン店が大半となっている。個性的な個人営業では対抗できない時代なのか? 結局、博打と同じで胴元が大儲けできる仕組みになってきている。若者たちを、派遣で安く働かせ、未来に希望を持てなくしているだけではなく、個性をはく奪して一億フランチャイズ化してしまっているのが今の日本ではないのか。 暴対法による、異常な強化により暴力団まで没個性が進んでいる。没個性化というよりも、「結社の自由」も侵害されている現状がある。別に、暴力団の肩を持つつもりはないが、いくらなんでもやり過ぎではないのか。一説によれば警察の天下り対策とも言われている。 最近は、警察の企業への天下りが多くなった。暴力団と取り引きすると廃業に追い込まれかねないからだという。恐ろしい世の中になりつつある。暴対法の強化は、警察の天下りを増やすことに役立っているとは。没個性化が進む日本では、官僚の天下りだけが増える。 どんな新規の業種ができても、すぐに協同組合なるものができる。業界の組合が必ずできる。そして、その組合を自由に動かすことができるのが、管轄省庁なのである。組合を作らせ業界の急所を握り、協会が大きくなれば、すかさず天下りする。 国が、丸ごとフランチャイジーとなっているようなものである。胴元は、霞が関の官僚で、業界の組合や協会は、フランチャイジーのオーナーのようなもので、本部には絶対に逆らえない。網の目のように張り巡らされている官僚支配から抜け出せない国が日本なのだ。 運転代行などという、面白い仕事が現れてから大分経つが、その業界も間もなく協会ができて、官僚支配が行き届くようになっている。日本人は、基本的に群れたがる習性があり、それを官僚や大企業にうまく利用されている。群れたがる習性が没個性を招いている。 喫茶店もフランチャイズの喫茶店が多くなり、筆者のような昔風のゆったりした喫茶店が好みの人間には耐えられない。寛ぐために入る喫茶店が、フランチャイジーの喫茶店では逆に疲れる。味もそっけもない。没個性は喫茶店にも及んでいる。これが、良いこととは思えない。 企業の経営者も、経営コンサルタントに頼りきりの経営者が増えている。特に、不況が長引いてからコンサルタントに頼る経営者が多くなった。コンサルタントに、頼り切って経営するなら社長はいらない。この国は、政治だけではなく企業もおかしくなっている。 「市場原理主義」の、本家本元のアメリカはどうなっているか、いまさら言うまでもないことで、1%の人間に富が集中し、99%の人間が苦しんでいるということで、ウオール街などではデモが起きている。このままでは、いずれ日本もそうなるだろう。 国が、丸ごと没個性になり、フランチャイズ化しては、国の先行きが不安になる。個性をなくした国は、どこかの属国になる恐れがある。アジアの大国の、フランチャイジーになるのだけは勘弁してほしい。 追記 参考までに、コンビニの事例を。 「出店後トラブルについて」 店舗数が多くなるにつれて店舗オーナーからのクレームも増加しているが、その中でも同チェーンの店舗が近隣に出店する「自店競合」が代表的なトラブル事例だ。 FC契約書の上では加盟店オーナー側に「その地域の独占権を与えない」と明記してあり、近隣に出店するか否かは出店後の影響を考えた上で本部側が判断することになっている。本部側の説明では「地域のドミナント化をすすめることで看板の知名度を上げ、既存店舗の売上の底上げをはかる」としているが、オーナー側としては「他チェーンが近隣に出店してくるのなら納得するが、同チェーンが出店してくるのだけは許せない」という気持ちが強い。 そのため本部としても既存店に決定的な影響を与えてしまうと判断できる場合には近隣への出店はしないが、既存店の売上状況が悪ければ「店の置き換え」として出店を決行する。その際、本部は既存店に対して営業補助金を使ったり、2号店を勧めたりと様々な方法でオーナを納得させ、「既存店からの反対により本部が出店を断念した事例は聞いたことがない」と業界関係者は語る。(JNEWS・COM)
by wakamiyaken
| 2012-06-15 05:56
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