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筆者の新刊も、電子書籍になったが、出版界が電子書籍に本腰を入れようとしている。2000億円市場が目標だそうである。正直、筆者は紙の本のほうが好きで、特に新しい本のにおいがいい。
電子書籍には、紙の臭いがないのが一番の難点であるが、電車の中で読んだりするには適しているのかもしれない。2000億円市場を目指すということは、パチンコの100分の1である。 日本人が、本を読まなくなり映画の人口も減り、良質の音楽を聴く人も少なくなってきている現実がある。すべてパチンコのせいにはしたくないが、現実的には20兆円がパチンコに消えている事実が存在している。 読書とか、音楽や絵画に費やされるお金がパチンコに消えていないか、という疑問が消えることはない。日本人の劣化を招いている原因には、間違いなくパチンコの存在は否定できない。テレビとパチンコが、この国の劣化を招いていると言っても過言ではない。 現在、一般書籍の電子書籍の数は2万~5万タイトルだという。それを、5年後に100万タイトルに増やし、2000億円規模の市場をつくるのが業界の目的だという。大手出版社などの出資で「出版デジタル機構」が設立された。 現在は、携帯向けのコミックを中心に動いているようだが、将来的には有望な市場であることは間違いない。筆者は、新刊よりも絶版になっているものを電子書籍で読みたい。むしろ、そこに重点をおいてほしい。 絶版になっている本を読みたい人は少なくはない、筆者の本でも最初に出した『タクシードライバーほど素敵な商売はない』は完売で、増刷されずに絶版になっているが、今でも読みたいという希望者がいる。 電子書籍は、絶版になっている本を掘り起こすことから始めてほしい。それによって、本離れの人達を呼び寄せる効果が期待できる。新しい読者層の開拓につながるなら賛成である。是非その努力に期待したい。 「出版デジタル機構」は、経済産業省の主導で2009年に設立されたファンド、産業新革機構が約9割に相当する150億円をを出資。ほかの株主には講談社、集英社、大日本印刷など大手出・印刷会社が出資している。 しかし、東野圭吾氏や村上春樹氏は電子化を拒否している、と東京新聞で報じている。筆者も、どちらかと言えば紙の本が好きだが、しかし、本質は新しいものがすきでもある。新製品に飛びつく癖がある。 多分、筆者と同じように新しいもの好きの人は電子書籍に飛びつく傾向があるだろう。いずれにしても、本に親しむ人が増えることは歓迎するべきことで、電子書籍であろうと何であろうとまず読んでもらうことが先である。 現在のところは「ビジネスとして電子書籍の展望を描ける社はまだ存在していない」そうだが、筆者の個人的に願いは、絶版の本を電子書籍で盛り上げてほしいと要望したい。それこそが、受け入れられる可能性が高い。 紙の本にしても、電子書籍でも、とにかくもっと本を読んでほしい。このままで推移すると、この国は知識・教養の面でも劣化の一途をたどることになる。パチンコに浪費する100分の1を電子書籍に使うだけで、本の市場が活性化する。2000億円は、パチンコに浪費される金の100分の1である。
by wakamiyaken
| 2012-04-23 08:47
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