尖閣について、野田総理は国も国有化を検討と発言しているが、だったら、もっと早く言えよと言いたい思いの国民がほとんどだと思う。
勿論、長年尖閣の問題を放置してきた前政権にも大いに責任がある。前政権の、先送り体質がこの国をここまで貶めたと言っても過言ではない。
それに、輪をかけて酷いのが現政権で、はなから政権担当能力がないのに任せた国民の判断ミスがあった。それを、いまさら言っても始まらない。
石原都知事に頑張ってもらうしかない。もし、全国から寄付を募ったら、数十億は簡単に集まるだろう。都議会で紛糾したら、全国から寄付を募ったらいいと思う。
尖閣、国有化も検討=首相
時事通信 4月18日(水)12時22分配信
野田佳彦首相は18日午前の衆院予算委員会で、沖縄県の尖閣諸島のうち個人が所有している島を国が買い取る可能性を問われ、「尖閣がわが国固有の領土であることは国際法上も歴史的に見ても明々白々だ。
所有者の真意も確認する中で、あらゆる検討をしたい」と述べ、国有化も選択肢に検討する考えを示した。自民党の中谷元氏への答弁。
石原慎太郎東京知事が尖閣諸島のうち一部の買い取りを表明したことに関し、首相は「都知事の発言の真意は、これから情報を集めて冷静に判断していきたい」と語った。
今頃になって、後出しじゃんけんでもあるまいし、国も国有化を検討するなどとよく言えたものである。最近は、国民が政府を信用しなくなってきている現実がある。信用してくれと言う方に無理がある。
何故ならば、政権与党が次々と約束を反故にしているからである。約束は破るためにあるとでも言いたげな姿を見せられては、国民は政府を信用しなくなるのは当たり前の話で、信用しないほうが現実的とも言える。
それにしても、よくも今まで何十年間も大事な領土の問題を放置してきたものである。どんな国であろうとも、こと領土の問題となると真剣に取り組む。戦争も辞さない姿勢で取り組むのが領土問題なのである。
領土の問題に取り組む姿勢で、その国が腰ぬけなのが全世界に知れ渡り、二度と立ち上がれないほどの打撃を受けることもある。イギリスなどは、今でもアイルランドの問題では戦争を受けて立つ姿勢を崩さない。
それが、まともな国家の取るべき姿勢なのである。何十年にもわたり、自国の領土に対して腰が引けている国など世界中探しても日本しかない。もう尖閣の問題に決着をつけるべき時が来ている。
あの中国人船長を簡単に釈放し、ビデオの公開を最初拒んでいた現政権を信用してくれと言う方に無理がある。船長を、なんで裁判にかけることもなく釈放したのかという事実は消えることはない。逆に、そんなことをした政権が尖閣を国営化したらどうなるのか、言わなくても分かることである。