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ドイツは、2011年6月6日脱原発を「全ての原子力発電所を廃止する」として、一連の法案を閣議で了承している。原発事故当事国である日本では、反対を押し切ってまで再稼働しようとしている。この違いは何なのか? 政治家の国民に対する誠意の問題ではないだろうか。
ドイツも、日本と同じ工業国で自動車の輸出では日本と競っている国である。当然電気も多く使う。しかし、なぜ原発に対して取り組む姿勢が違うのかと考えてしまう。ドイツは特に、風力発電に力を入れている。風力発電の施設建設用として約5800億円の資金を投与している。 日本はどうだろう。何も進まない、何も決められない国会は、相変わらずごたごたを続けている。今度は国交相の問責決議だという。なんともはや、救いようのない政権である。これだけ次々と大臣が問題を起こし、その都度大臣が代わっていても、政権が続いているのは野党の不甲斐なさ以外何物でもない。 ドイツでは、既存の風力発電施設の性能向上に効率のよいタービンを導入したりして、取り組む対応が日本と比べたら格段に速い。そして、脱原発で起きる供給不足に対しては、二酸化炭素排出量が少なく建設費の安い天然ガスによる発電に力を入れることにしている。 日本では再稼働ありきで、何も進んでいない現実はどう見たらいいのか? 日本の国会議員は、ドイツへ行って原発に対する対応を勉強してきたらいいと思う。対応の速さや、風力発電の活用など学ぶべき点は多い。何よりも、迅速で的確な政治判断を見習ってほしい。 原発所有数が世界3位で54基の日本。ドイツは17基しかない。この狭い国土に何で54基も原発を作ったのか、いまさら言っても始まらないことだが、自民党長期政権がもたらした罪は軽くはない。原発を54基も作り、パチンコ業界をここまで肥え太らせ、換金が法律に違反しているのを長年放置してきた。 韓国は、2006年8月パチンコを禁止している。その違いは何なのか、と問いたい。日本のがんの存在がはっきりしている。それは、政治がしっかり機能していないということである。国を滅亡に導く恐れが多分にある原発を際限もなく造り、違法な賭博であるパチンコを放置し続けて、失われた20年でパチンコに540兆円が消えている現実がある。540兆円あればたいがいのことは実現できた。 最も恐れるべき現実的な問題は、4号機の使用済み燃料棒格納プールなのである。1535本もある核燃料プールが倒壊するようなことがあったら、首都圏は全滅すると言われている。これから、首都直下型の地震が来た場合、その4号機のプールが何事もなく持ちこたえられるのか、それが海外からも心配されている。 実際に、12日午前2時45分頃、燃料プールの冷却システムが自動停止して、冷却水の配管接合部でも水漏れがあり、部品を交換。13日午後4時に冷却システムを再起動している。この4号機の使用済み燃料棒1535本こそが、日本の命運を左右することになりかねないのに、緊張感がまるでない。 バブルの頃、ジャバンイズナンバーワンと言われた幻想を今でも引きずっていて、物事に対して高をくくる傾向があるのが日本の特徴なのだ。同じ敗戦国で、同じ工業大国でありながら、ドイツとなんでここまで差がついてしまったのか、ドイツから学ぶべき姿勢が必要のようである。 ここで踏みとどまれるか、日本は瀬戸際に立っていることを実感できないで、相変わらず国会はごたごたを続けている。断末魔とは、今の日本国の姿を言うのかもしれない。 日本の企業は、膨張するべきとする変な使命感を持っていたが、色々と無理があった。その最たるものが原発の54基である。日本もそろそろ、拡大成長を追い続けるのは見直す時が来ている、ということを原発事故で神が教えてくれたと思いたい。 銭と物だけを追いかけ続けるのは、止める時期に来ているのは確かなことである。
by wakamiyaken
| 2012-04-17 05:51
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