山本昌選手が、46歳で先発勝利を上げた。凄いの一語に尽きる。山本選手とは、横浜で一度お会いして話しをしたことがある。謙虚で好感のもてる人物であった。やはり一流を続けられる選手は謙虚な選手が多い。傲慢な選手で長続きするのは少ない。
奥さんも、素直で人柄の良い女性で、山本選手の活躍はこの奥さんがいるからだと思ったほどである。長く活躍できる選手には、賢い奥さんの存在がある。選手生活が長く続けられるのは、奥さんの力が陰で支えている部分が少なくない。
山本選手の転機は、マリナーズへの野球留学からだと言われている。アメリカで新球を身につけ、アメリカの3Aで勝ち星を挙げたのはあまり知られていないが、彼の転機はアメリカの野球留学であった。それを勧めたのが、当時の監督星野であった。
だから、その面では星野は山本の恩人でもある。スポーツマスコミは、なんで星野の談話を取らないのか、これが不思議でならない。いの一番に談話を取るのは、星野であるべきだと思う。いうなれば、彼の恩人の1人が星野だったから。
こうなれば、不滅の記録を作ってほしい。山本選手ならばできる。彼に不滅の記録を作ってほしい。それは、記録に相応しい人物だからである。なかには、記録に相応しくない選手もたまにはいるが、山本選手だけは相応しい人物である。
野球選手の中には、社会人として首をかしげたくなる人物もなかにはいる。一般社会よりは間違いなく多いのも事実である。しかし、恩義を忘れない、義理を尽くす、誠を失うことがない選手は長続きしている。山本選手は、そのすべてを身につけている選手である。
多分、これからも記録を伸ばし続けるであろう。記録を伸ばし続けてほしいと心から願いたい選手の1人である。