芥川賞・直木賞が決定した。そもそも、年に2回は多すぎる。これでは、読者もとてもつきあいきれないのでは?
芥川賞・直木賞の粗製乱造と言われても仕方がない。年2回になってからでも、良い作品はあるものの、何回目だったか忘れたが、年少の少女も受賞したことがあった。あの少女はどうしたのか?
受賞者の、その後を追ったらおもしろいと思うが、
歌手の一発屋と同じで、受賞作で注目を浴び地方から出てきたものの、食えなくなった人も存在する。こうなると、歌手の一発屋よりも悲惨な結果となる。出版社でも売れなければ原稿を依頼しなくなる。
昭和10年に制定された賞で、芥川賞は純文学系、直木賞は大衆文学とされてきたが、最近は、その境目さえはっきりしなくなっている。今回は下半期(6月1日~11月30日)の作品となるが、
どう考えても、年に2回は多すぎる。
活字離れが進んで、本が売れなくなってきているのも、芥川賞・直木賞の粗製乱造も影響しているのでは? 選考委員も、聞いたことのないような人物もいる。選考委員なる存在も、
何を根拠に任命しているのかはっきりしない。
パチンコに年間20兆円をむしり取られ、本の売り上げは2兆円を切っている。こんなバカな国はない。
違法な博打に年間20兆円を使い、読書という知的なものにはパチンコの10分の1にか支出していない。これでは、世界から置いていかれるのも無理はない。
日本の経済は世界で経済は3位に陥落したが、そんなに遠くないうちにインドにも抜かれるだろう。本には、たったの2兆円弱しか使うことなく、パチンコに20兆円ではこの国の前途も暗い。
いつから、こんな国になったのか、結局政治とマスコミが正常に機能していないことになる。
政治は、換金が違法なパチンコを野放しにしている。マスコミは、何故かパチンコを批判できない。批判できないよりも、
天下の朝日新聞が一面ほとんど全面を使い、パチンコ業界を擁護した。違法博打の応援をしている。この件に象徴されるように、日本のマスコミは正常に機能していないのである。
年に2回もある芥川賞・直木賞。受賞者のその後を、どこかの週刊誌で特集してほしい。この国は、全ての面で節操が無くなっている。要するに歯止めというものが無くなっているのである。
政治とマスコミに、それがはっきりと表れている。