寒風が吹き荒れる
被災地で、67歳の男性が孤独死した、と報道された。隙間風が入るような、仮設住宅での孤独死だと言う。
防寒対策も、しっかりとられていない仮設住宅での孤独死は心が痛む。何が「がんばろう日本」だと言いたい。
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政府は 本当に被災者の事を考えているのか疑問を持っていたが、あまりにもおざなりの対応が多すぎる。東北の冬は寒さが厳しいことは分かっているはずである。なぜ、防寒対策をしっかり取らないのか?
隙間風が入るような、仮設住宅に放り込んでおけばいいというものではないだろう。
行政は、もう少し血の通った対応を取るべきではないだろうか。「頑張ろう日本」確かに掛け声はいいが、本当に被災者の身になって考えているのか、疑問点は多い。
これから暖房費もかかるだろう、被災者に対してはもっときめ細かな対応を取るべきではないだろうか?
なかには、明るい話題もある。メルリンチ証券や日産自動車から移動図書館車が3台寄贈されたことである。
図書館が壊滅的な被害を受けた、陸前高田、大船渡、大槌、山田の2市2町で移動図書館を運営しているャンシテイ国際ボランティアに寄贈している。
人間、辛い時には本を読むと癒される。図書館が震災で消滅した地区にとっては救いになる。このような活動こそが評価されなくてはいけない。メルリンチ証券と取引したくなった。移動図書館車には2000冊の本が積まれているという。
上辺だけの、体裁を重視した援助も目につく中で、このような援助は被災者に本当の勇気を与える。それにしても、仮設住宅の孤独死は、あまりにも辛いものがある。
寒風吹きすさぶ東北の地で、寒さ対策もしっかりなされないで死んだとなると、大きな問題としてとらえるべきである。
見た目重視、形だけの被害者支援ではなく、
心のこもった温もりのある支援が望まれる。