野田総理は、消費税を上げたいらしい。片や、小沢一派は消費税のアップに反対している。国と地方の借金を合わせると、
1176兆円あまりになり、のんびりしていられないのは間違いない事実である。それにしては、緊張感が無い。
原発の問題にしても、いつの間にかのど元過ぎれば何とやらで、原発不要論も弱くなってきている。ひとつには、マスコミの報道にも問題があるような気がしてならない。一つの問題に対して、突っ込んだ追及をしないで、
すぐに次のニュースを追いかける。ニュースの重要性よりも、話題性を重視する。
国民一人当たり、922万円の債務を抱えてのんびりしている国は世界中探してもない。テレビをつけると、相も変わらずオチャラケのオンパレードである。民放は物を食べるシーンとお笑い芸人が馬鹿騒ぎする番組がやたら多い。
最近は、テレビは特別ニューズが無い限り見ない。
夫婦に子供2人の家庭では、3688万円の借金を抱えていることになる。それが毎日減らないで増えている。こんな恐ろしいことは無い。
日本人は、砂上の楼閣で生きているようなものである。いつ崩れるか分からない。いつ国債が暴落するか、誰も分からない。
数年後には暴落する可能性は高い。
イタリアでも97年までは自国民の保有比率が80%を超えたいた。だから、日本も自国民の保有率が高いからと胸を張っていてはいられない。国債を出すそばから国内の金融機関が買い取る実態も、そろそろ限界が来ているのは間違いないようである。
それなのに、
政治の体たらくは酷すぎる。緊張感がない。無能の大臣一人を辞めさせる事も出来ずにいる。総理が、1年ごとに代わるのはいけないという。駄目なものは1年だろうと半年だろうと、代えなくてはいけないだろう。
もうこうなれば、これが日本の特徴だ、と開き直るしかない。
銀行の頭取までもが、10年以内に国債が暴落する可能性があると発言している。頭取は、少し遠慮した数字だろうから、
5年以内の確率が高いかもしれない。それにしては、消費税アップの賛成派も、反対派もどこか頼りない。
アップの賛成派の国会議員は、公務員改革も進めないで、国会議員の定数削減にも熱心でない。それでも、消費税は上げたいと言う。
諸外国に比べて国会議員は多くないという。質が違うことが問題なのである。質が悪いから減らすと言っているのである。
それが、全然理解していないようである。
員数の問題ではなくて、質が下落しているから、定員を減らさなくては国民が迷惑しているということなのである。今の半分ぐらいの定員で、英知を結集して、物事をスピーディに進めなくては、5年以内に財政破たんがくると覚悟するしかない。