西岡武夫参議院議長が、お亡くなりになった。
筆者は、好きな政治家の一人であった。あの方は、純な心の持ち主であった。まっすぐな心をおもちであった。政治家には珍しい人であった。最近の政治家と比べれば良く分かる。やたら、ポピュリストが多くなっている。
正論を、はっきり言える政治家が少なくなっている。西岡さんのように一徹な人が少なくなった。簡単に妥協する。史上最低と言われた、管前総理に遠慮なく苦言を呈したのも西岡氏の純な心がさせた行為であった
。「こんな日本はご免だ」と言いたげにこの世を去った。
確かに、純な心の持ち主には耐えられない国になりつつある。なりつつあると言うよりも、なってしまった、と言うべきかもしれない。
この国では、西岡さんのような純粋な心の持ち主が少なくなった。政治の世界でも、経済界でも、学問の世界でも。
一徹を貫きとおした、西岡氏の人生は最高であったと思う。最近の民主党には失望と絶望しかないが、西岡氏だけは別である。
良き時代の、昭和に活躍した人たちが次々とこの世から去っていく。こんな日本では、生きていたくないとでも言いたげに…。
TPPを推進する政治家は、アメリカのポチがほとんどである。アメリカの使い走りをしてまでも、政治家にすがりついていたいようである。そんな人たちには、西岡氏の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。
日本の政治家も、いまや売国奴が多くなってきている。
「政治家たるもの、夏でもネクタイぐらい絞めろ」と発言したのも西岡さんであった。筆者も、あの発言にはこのブログで拍手を送った。
政治家も、俳優も、古き良き時代の男たちが今の社会を嫌ったように去っていく。また一人、純な心の持ち主がお亡くなりになった。