自民党が、報道チェック部隊を作るという。この救いようのない、時代錯誤はどこからきているものなのか? 何とも理解できかねる政党である。報道機関の論調を調べ、内容に問題があれば対抗処置を講ずる「メディアチェック」担当議員を新設したという。
最近の政界ニュースでは、とび抜けた馬鹿さ加減である。日本はいつから北朝鮮になったのか? 「メディアチェック」などという、思い上がりはどこからくるものなのか。簡単に政敵を殺す、ロシアでさえここまではやらないだろう。
担当するのは、中谷元情報調査局長、新藤義孝報道局長、菅原一秀副幹事長の3人だという。民主党が醜態をさらしても、支持率が上がらないのはマスコミのせいだと言いたいらしい。自民党は、ここまで救いようのない組織だとは思わなかった。
主に、テレビ報道を点検し、事実誤認や公平性を欠く内容があれば、局側に抗議したり、放送倫理・番組向上機構(BPO)などの第三者機関に申し立てる方針だという。
自民党も、ついにここまで堕ちたかと言いたい。確かに、日本のテレビは酷すぎる。
しかし、問題にするならば、自分達が批判されることよりも、
子供たちを毒しているオチャラケ番組の垂れ流しこそが問題にするべきだろう。自分たちのことしか考えない愚かな姿が、この問題にも表れている。
くだらないオチャラケ番組によって、どれだけアホな若者たちが多くなっているか考えたこともないのか?
日本の政治の末期症状が、自民党のメディア規制に表れている。民主党は論外。自民党も論外では、国民は一体どうしたらいいのか。この国は、原発の問題が起きなくてもすでに末期症状だったのだ。日本の国が、いつまで持つのか心配になってきた。