村木厚子元局長に、無罪判決が出たことに対して思うのは、検察とマスコミには罰則がないのか、との思いである。今回の事件に関しては、裁判官が正しい判決を下したから良いようなものの、これがもし、無能な裁判官で有罪の判決が出たらと思うとぞっとする。
今回の場合も、完全に大阪地検の暴走なのがはっきりしている。取り調べのメモが、取り調べにあたった全検察官がメモを破棄していることにはっきりと現れている。こんなデタラメなことをしても、検察官はどこからも罰せられることがない。
こんな馬鹿げたことがまかり通る国は、日本以外には、北朝鮮ぐらいしかない。マスコミもマスコミである。村木氏が起訴される前から、大悪人のごとき報道をしたマスコミがほとんどである。何も疑問を持たなかったのか、それとも、取材がいい加減であったのか、疑問点が多い。
佐藤勝氏のときは、マスコミはこぞって大悪人として報道した。日本のマスコミは、デタラメな検察に手を貸していたのである。小沢氏も、マスコミによって作られた悪人イメージにより、政治家としては、大きなハンデを背負っている。
検察や、マスコミのデタラメぶりがはあまりにも酷すぎる。理念や、常識と言うものが存在していないように見える。検察のやることを、大本営発表のごとく捉え、そのまま垂れ流しているマスコミは、国民に対して恥ずかしい気持ちがないのだろうか? 失態が続いている検察とマスコミに対して、何らかの処置が必要な時期に来ている。
全国に1700人の検察官がいて、特捜部には60人の検察官が所属する。たった60人の人間に、この国が破壊されようとしている。重大な問題として真剣に考えるべきである。