民主党の副幹事長・生方氏の解任がマスコミの餌食になっている。文字通り餌食なのである。マスコミはここぞとばかりに小沢幹事長の影響だと騒ぎ立てている。チヨット待ってくれと言いたい。今や、凋落して錯乱状態にある自民党でも、副幹事長が幹事長を批判したら解任か、辞任するだろう。
一般社会に置き換えてみても、会社の中で意見を言わずに、外にでて社内を批判したら当然のことながら辞めさせられるのが普通である。別に、小沢氏を擁護するつもりはないが、マスコミあげてのバッシングを受けているのを見れば、反発したくなる。
ミソもクソも一緒にして、何でも小沢が悪いに結びつける日本のマスコミと、愚衆にはあきれ返る。小沢バッシングというよりも、ここまでくるとリンチである。日本のマスコミはリンチもやるのか……。まるで、箸の上げ下ろしまで小沢が悪いである。何としても小沢一郎を追放したいのか?
筆者のような天邪鬼は、寄ってたかって殴られているのを見ると擁護したくなる。過去においては、小沢一郎よりももっと酷いやつらを、マスコミは見過ごしてきたではないか? 民主党らしくないとか、自由な論議が封鎖されたとか、勝手なことばかり言っているが、いずれも的外れである。
副幹事長が幹事長を批判して、何もお咎めないのであれば、組織としての体をなしていないことになる。この基本的なことが語られていない。何か分けのわからないことばかり主張する、日本のマスコミはおかしい。
日本のマスコミは、小沢は灰色だからという。検察が白と決めたものを、灰色だからといってリンチ同然の報道を続けることは、法治国家として許されるものではない。灰色だからといってリンチに遭う国は、日本以外には考えられない。なんか変だぞこの国は。