小林繁さんの訃報にたいして、江川は「申し訳ない気持ち消えない」と語った。この言葉は、真心がこもっていた。当事者となれば、なかなかここまで言えるものではない。江川卓を見直した。桑田とは大違いで、桑田は実父の死亡現場で涙も見せずに、薄笑いを浮かべて取材に応じていた。
江川は、ジャイアンツにこだわることなく、どこかの監督をやってもらいたい。監督としては、間違いなく成功するタイプである。彼には誠がある。頭もいい。度胸もいい。監督としての条件をすべて備えている。プロ野球の監督は、一番優先するのは度胸である。勝負の世界は何よりも度胸が何よりも優先される。
江川は、修羅場も経験してきた。それも、入団時の修羅場は本人しかわからない辛さであったと思う。小林に対しては、CMの撮影のときにお詫びが出来てよかった、とも語っていた。江川の世代が、日本の男の最後の世代ではないかと思う。何が草食系だ。ふざけるな。草食系とはオカマのことではないのか?
この国は、江川のような本物の男がどんどん少なくなっていく。江川は、どこのチームでもいいから監督をやるべきである。彼なら成功間違いない。