イチローの大記録達成を素直に喜びたい。それにしても、スゴイ男である。アメリカで誰も成し遂げること出来なかったことを、何食わぬ顔でなしどけるイチローは大変な努力を重ねていたはずである。イチローもプロセスを口にしていたが、プロセスこそが命だと思う。
相変わらず、経済効果を口にしていたマスコミがいたが、なんでも経済効果な結びつけるのはいかがなものか? イチローの大記録に水を差さないでくれ、と言いたい。アメリカでは、こんなに素晴らしい記録に対して、経済効果などと下らないことを言うジャーナリストはいない。
日本のマスコミは、大騒ぎするならばいかにイチローが努力しているか記録までの過程を伝えてほしい。プロセスを伝えて欲しい。イチローもそれを望んでいるはずである。イチローの姿を見ていていつも感ずることは、いつの場合もひたむきな姿勢を失わないことである。
野球にかぎらず、どんな世界でもひたむきな姿勢こそが何よりも大事なものだと思う。凋落の姿をさらして恥じることもない自民党の面々は、ひたむきな心を失っていた。慢心していた。国民を舐めていた。凋落を招く原因は、多くの場合慢心から起きることが多い。イチローが素晴らしいのは、慢心がないことである。
ありきたりの表現ながら、「日本人の誇り」が一番ピッタリくる。